Epiphone EA-7P Professional



ワ〜ォ!EpiphoneのEA-7Pです・・・洋書の写真集で見たことはありましたが・・・どこか、アメリカの僻地にあるさびれた「ギター博物館」にポツンと1本だけほこりを被ってる、そんな印象がありました、このギターに関しては。
ところがどっこい、この日本国内に存在してるではあ〜りませんか・・・HELPYOURSELF恐るべし!しかもスパイダーズで使われていたんだそうで・・・ということはGSブームの頃には、このギターの姿をTVで拝めたということなのですかねぇ?


このギターの所有者であり画像を提供して下さった"HELPYOURSELF"さんからEA-7Pについてのコメントを頂いています。

「Epiphone EA-7P Professional ギブソン社製です。
1963年製です。62−67年頃まで製造されていました。
ヘッドの形が長くなるのは65年頃からだったと思います。従って、ヘッド角は17度です。指板もハカランダ。
ペグは1列刻印のクルーソンです。
フリケンシー・テイルピースはエピフォンならではの形です。
コントロールはギター用がV、Tの他にスライド式のプリセットトーンスイッチがあります。ギブソンのバリトーンみたいなものですね。
その他のコントロールが専用のアンプコントロール用です。
スパイダースの古い画像がどこかにあれば井上尭之が使っているのが確認できると思います。この後にリッケンバッカーに替えました。

他に不明な点がありましたら何なりとお聞きください。」


とのことです。
スパイダーズのEPのジャケ「フリフリ'66」を見てみたところ、たしかにこのギターがほんのチラッと写ってるのを確認出来ました。
ちなみにスパイダーズというグループは当時一群のGSグループの中にあって「サウンド指向」の強かったバンドなのだと、かまやつひろしさんがインタビューで語っていらっしゃいました。
イギリス風の紗のかかったようなサウンドが好みで、来日した向こうのバンドのメンバーから使用機材を聞き出したり、AKGのマイクを買うために香港まで行ってみたり、「リフ」から作り始める作曲方法を試みたり、と「ボーカルそっちのけ」でそんなことばかりやっていたのだとか。なので
「井上順とマチャアキにはわるいことをした」
なんてこと語ってられました・・・ムッシュウ。


ところでこのギター、大きな傷や金属のひどい錆などなさそうで、とてもきれいな状態の物のようですね〜。拡大画像が4枚ほどありますのそちらもあわせてお楽しみ下さい。

2003/08/08
ボディのトップ&バック
コントロール部の拡大
専用アンプへのコネクター
ヘッド


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