Illustration/Yuji Yamamoto


楽器屋巡りをした後は〜ここでお食事、神田・神保町界隈食べ歩き


……という事で、2003年09月12日にスタートした(というか表紙ページをアップしただけの)この「お茶の水グルメ・マップ」は、当牛込パン・サイトの中でも最古参のものの内の一つなのですが、開始当初ほんの少し更新しただけで、以後は完全な放置状態になっておりました。実は僕自身は、ずいぶん前にここで扱う予定だった題材に対する興味を失っており、
お茶グルはボツ
にして、今後の更新は行わない事にいたしました。それを決めたのは去年(2006年)の初め頃だったのですが、山本祐司さんに描いてもらったイラストまで一緒になくしてしまうのはもったいなく、どうしたものかと悩む事一年余……

といってもボツにするには違いなく、悩んでいてもしょうがなく、このページは
ボツ企画の想ひ出の遺跡
として、山本さんのイラストとともに保存する事にいたしました。更新を楽しみにしていた方(がいらっしゃったとしたら)には大変申しわけなく、以下には廃止に到る経緯の説明(まぁ全く制作していないコーナーだから経緯も何もないんですが)と今後の展望(というか)を、言い訳がわりに記しておきます。



楽器屋巡り
機材関係の買い物のほとんどをネット上で済ましてしまうようになって以来、楽器屋巡りはもう、すっかりやらなくなってしまいました。それでも今でも月に一度ぐらいはお茶の水をぶらっと歩いてみるぐらいの事はしてますが、「何時間も掛けて・駿河台の上から下までくまなく歩き回る」なんて事は皆無。面白いものを見つけたかったらネットを丹念にググった方が結果良なのがご時世で、「楽器屋巡り」は僕にとって全く興味のない話題になってしまいました。
ただ神保町界隈からお茶の水にかけての一帯は以前と変わらず好きな街ですから、そのうち最近の写真の中に「お茶の水特集コーナー」でも設けようかなとは思っております。

楽器の街、お茶の水……
「お茶の水に、なぜこれほど楽器屋が集中しているか、その理由や由来を調べてみる」というのもこのコーナーで扱ってみたい問題だったのですが、それはだいたい目星がつきまして……といっても現状はまだあれこれ推測している段階に過ぎないのですが、キーワードだけ書き出してみますと、
・「駿河台」という地名の由来=駿河武士団の居住地
・静岡県浜松市は江戸期には遠江の国(駿河の国の西隣)であるが、天竜川河口に接し、その天竜川の源は諏訪湖
・お茶の水にはスポーツ用品店も集中しており、スキー板の大セールなど華々しく
あとは千代田区史と長野・山梨・静岡各県の産業史などを紐解きながら、このキーワードを結び合わせる細目を埋めていけば「楽器の街・お茶の水、その誕生秘話」一巻の出来上がりという事になりそうです。なんですが僕はそれが面倒くさく、あるいはこの推測は間違っているかも知れず、どっちにしても今さらどうでもよいような気がしてきてしまい。
もしもこの問題をもっと追求してみたいという有志の方がいらっしゃいましたら、ぜひともバトンタッチをお願いしたいところ。

ちなみに神保町に古本屋が集中しているのは、明治時代この一帯に学校を集中させた都市計画に由来するとの由

お茶の水と美味いもの屋
これに関しては最初から苦しいなというのはわかっていたんです……というのは現在のお茶の水とは第一に「学生街」なのでして、学生街の食い物屋というのは質より量に重きをおくのがお定まり。美味いもの屋を探してみたところで、あんまり期待も出来なさそうという予測が、実は最初からあったのです。
もちろん「質より量」でいけない理由もなく、お茶の水という街の案内記事としては、どんな店でも取り上げた方が便利だし面白いし。ただ僕は「わりと小食の方で、脂っこいものや揚げ物は避けるようにしてるし、かなりうす味好み」なので、その僕自身のチョイスで本心から「皆様にお勧め」と言える店は少ないのも実状。
駿河台を下に降りた神保町界隈には出版社が多く、そこは「編集者の街」でもあり、彼らが入り浸った喫茶店には由緒雰囲気のあるものが多いらしく、また神田の「やぶ」ともう一軒、蕎麦屋は有名で、その他見た感じ高級そうなロシア料理店など、入ってみたいお店はちらちらありますから、やはりそのうち最近の写真の方でナニするかも知れません。


イラストレーターの山本祐司さん
最後になってしまい申し訳ないが、このページを飾るイラストを描いて下さった山本祐司さんのサイトへのリンクを貼って、このコーナーの〆とさせて頂きます。
■トコトコネット2 山本祐司■
2003/09/11(初)
2007/01/21(改)


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