ADVANCE CRAFTSMAN

9Vを8個口と、AC100Vを2個口備えたパワー・サプライ。マスターのON/OFFスイッチもあり、機能的には申し分のない製品。

ADVANCEという会社が作ったMUSICAL INSTRUMENTで、

型番がP8-008、愛称がCRAFTSMANなんだと思うのですが、エフェクター用のパワー・サプライにCRAFTSMANという愛称を付けるってのも、なんだか不思議なセンスです。

CRAFTSMAN;
職人、技芸家、熟練工

それで、このケースの形はボードに組み込んだ時、ちょっと使いづらいですね。少なくともON/OFFスイッチはケース上面にないと。100Vのコンセントも、出来れば上面にあって欲しいところ。どちらかというと、机の上に置いて使いやすいケースの形だと思います。という事から考えて、

この製品はもしかして、元々は工作機械用のパワー・サプライだったのではないかと(アクセサリーや模型など精密加工用の、小型電動工具のためのもの)。つまりその名の通り、元々はCRAFTSMAN用の製品であったのではなかろうか。ADVANCEっていう社名も、音楽方面では全然聞いた事もないよう名前ですしね。

パワー・サプライなんてものは音楽用回路の知識が無くても作れますし、電気もの関係の会社なら、どこでも扱ってるものです(いや、細かい事を言い出すと色々微妙なんですが)。
デジタル・マルチが普及した21世紀では、コンパクト・エフェクターを「足元にずらずら並べて悦に入る」という趣味もほとんど廃れつつありますが、そういうのが全盛だった時期には、音楽とはあまり関係がないような会社も、この分野にちょっと手を出してみたりもしてたらしい。つまり

当時は、それだけ大きな需要があり、それなりの利益が見込める商品ジャンルであった

って事なんですかねえと、何の根拠もなく妄想。

2008/08/24





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