BEHRINGER OD100 OVERDRIVE DISTORTION

一見したところBOSS OS-2のぱちもんなんですが(ツマミの数も機能も同じ、製品名も「/」があるかどうかだけの違い)、実はそうではない。。。んじゃないかと思います。

BOSSとは音が違いますから

全てのツマミを12時(センター)にした場合、BOSS OS-2とベリンガーOD100の音はかなり似ていると思うのですが、それ以外の設定にするとけっこう別物。また、BOSS OS-2にはちゃんと歪み2台分の回路が入ってる(本当にそうなのか、回路の知識がない私には分かりませんが、少なくともOS-2の"COLOR"ツマミを回した時の変化の具合は、そう思わせてくれる効き方をしてくれる)のに対して、ベリンガーの"MODE"ツマミは、

単なる中域EQ

ではないかという気がいたします。

販売価格を比較すると(といってもこれは2006年頃の話しですが)、BOSS OS-2の新品が激安系通販でだいたい9千円弱。ベリンガーOD100は3千円台。だからBOSSと比較して充分安いのではありますが、そもそも安さのみが売りの製品は、限りなく¥0に近くなければ存在意義はないわけで、3千円でもまだまだ高い。個人的には

タダでも不要

なくらいだこんなもん。

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もちろん、こういう安売り路線なメーカーってのはいつの時代にも存在するものですが、安物には安物ならではの「愛嬌」とか「お間抜けなところ」がなくてはならないとは思いませんか?ベリンガーは安物+あからさまなコピー路線のくせに
このサウンドペダルは、市場における有力エフェクターの対抗製品として開発されています
云々の宣伝文がエラそうなのがムカつくんです。

尤も、かつてはコピー路線で大ブレイクを果たしたのが日本の楽器業界なわけで、しかもコピーが本家を超えたなんて事が本気で言われたりした時期もあったわけで。その、日本製コピーが最も華やかなりし時期にティーン・エイジャーだったわたくしが、ベリンガーに対してカチンとくるのは、むしろ

一種の近親憎悪ではなかろうか?

という悪寒もございます。これはちょっと複雑な気分。


ちなみにこの製品、電池ボックスのフタの開け方が少々分かりづらい(というかユニークというか)。フタがパカパカ動く、その支点の軸をボールペンの先か何かで押し込むと、フタごと外れるという方式。

2008/07/27





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