販売期間：2000/10〜　現行品です。

FT-2やAW-2をデジタル化したようなものです。オートワウとしてはとくにどうとも。少なくとも、昔からある定番機種を使用中の人にとって、あえてこれに乗り換えるべき理由は無さそうな。「外部ペダルとの組合せでペダル・ワウ化」というおもしろ機能についても、可変ペダル装備のマルチが定番化した今となっては殆ど意味無し。

ベース用としてどうだったかについての記憶は無し。"TEMPO"モードなんて蛇足機能そのもの……なんだけどこれだけは、寄る年波で足腰がホントに弱ってきた時には、その有り難さが身に染みてわかるのかも。

"HUMANIZER"機能（ボスが、しぶとく開発を続けているTALKINGテクノロジー）がどんなもんだか興味があって購入してみたんですが、「おどかしものにしても、こりゃあんまりでは？」という結論で、速攻で売却処分いたしました。

21世紀のデジタル音声処理技術をもってすれば、シグナルに小細工をしてアーエーウーはもとより「こんにちは/さようなら」ぐらいの事を言わせるなんざ朝飯前のようにも思えるんですが、なんだってヒューマナイザーは、未だにこの程度の仕上がりなのか？
といってもこれ、既に5年前の製品ですから、デジタルものとしてはかなり古いですか。次作に期待を。

実は、これを購入する前にボスのサイト内にあるデモ演奏を聴いていまして、あれ聴いた限りでは今回のは結構イケてそうに思えたんですが。自分で使ってみると、なかなかあのお手本のような具合にはいかず。

2006/10/26
（改）2008/03/28