発売期間：1982/05〜1997/08

ボス製のボードです。

ボス製品のジャスト・サイズに仕切られた枡が6個と、チューナー等の小物を入れるスペースが2個。オレンジ色の文字がプリントされてる細長いプレートの下には、見苦しい電源用の配線を隠すための溝が掘られています。実に合理的で便利な設計。

私個人的にはこれ、
☆ピアニカ（小学校の音楽教材）のケースが巨大化したかのような外観
☆エフェクターの使い方までメーカーが、ぬかりなくお膳立てして下さるお仕着せ感
等々があれで、なんかもう、

見てるだけでイライラしてくる物件

なんですが、驚いた事にはこんなものが、中古市場では案外人気高なんですよ。ヤフオクでは9kを超える時もある（2005年頃の話しですが）。普通のボード（6個くらいしか入らない小型のもの）は、良くて3kくらいなものです。

真性ボス・マニアにとっては必携アイテムという位置付けにある物件なのかも知れませんし、まさかとは思いますが、かつてJ.ベックその他の偉人が一時これを使用してたので、それで人気UPしてるとか？

フタの留め具は樹脂製スライド式。ますますピアニカのケースっぽい。こんなものを使って喜んでるのは、せいぜい四畳半フュージョナーみたいな連中だけだろうと思う（←ひどい偏見）。

一番端っこ（たいていは右端かな）にはマスター・スイッチをマウントし、小物入れの片方にはチューナー（当然それはTU-12）を置くという、使い方のお作法も確立してるようで、そういうのにもイライラさせられるわたくしです。

実際に使えば、たぶんとても使いやすいボードなんだろうなとは思います。

真性ボス・マニアなら当然、ボス・ブランドのパッチ・ケーブルも必携でありましょう。

2008/08/24