BOSS BF-2B Bass Flanger

発売期間:1987/02〜1994/11

ボス様が「ベース弾きもエフェクター使え!」という事でリリースした、ベース専用機シリーズ。

「ベースにもエフェクター」という習慣が定着すれば、売上UPしますからね。

でも最初は、どのくらいの需要があるものか読み切れない、ちょっと不安な面もあったのでしょう。それで最初の3機種(フランジャー・コーラス・グライコ)のケースの色はどれも同じで、ここら辺で微妙にコスト抑え目にしておりますでしょうか。しかも地味な茶色だ。
87年くらいだと、やはりまだまだ「ベースってのは地味なヤツ」という社会通念が支配的だかなんだかで、こういうチョイスになっのかも知れませんが、今から振り返ってみると、なかなか差別的な待遇であったなあと。

僕は個人的に、ベース専用と銘打ってる機種って敬遠しがちです。なんとなく低予算品・その他部門・ついでに作ってみました感のある製品ではなかろうかという先入観(偏見)があるのですね。

ボスのこのシリーズを眺めてると、その先入観は「確信」へと固まってしまいそうです。まあ近年の製品は違うんでしょうけれど。

それで、せっかくのベース専用フランジャーなんですが、「ベース+フランジャー」のカッコよさとは、無理でもなんでもギター用のをつないで得意げに弾きまくる、ある種のどセンスにあると思うので、

いや、アンソニーネ申がそうだからとか、そういう事を言うつもりはないようなあるような……

つまりともかく、ボスのベース専用フランジャーなんて不要のものだと思う。どうもすみません。

ちなみに;
リットーミュージック"Sound & Recording"2006年7月号の特集「コンパクト・エフェクターが効く!」では、楽器用エフェクターをレコーディングの際のアウト・ボードとして利用する場合の可能性やノウハウが紹介されてますが、その中で、
(逆DIやDIを使わず卓に接続する場合)ベース用コンパクト・エフェクターの方がギター用よりも入力に余裕があって歪みにくく、出力も大きいものが多い@エンジニア山田幹朗氏
という記事がありました。一応ご紹介。

2008/06/28





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