BOSS CS-3 Compression Sustainer

発売期間:1986/09〜

「音ヤセる」「ノイズ多い」と不評の多いCS-3。ノイズの件はおいといて、音ヤセについてなんですが、

CS-3の基本的な音質は「1弦14フレットあたりを中心にブーストされるハイ上がり」で、その特性は"TONE"をLOにしても維持される……んじゃなかろうかというような事が、手元のメモには書き残されております。そして、"TONE"をHIに回していくと、高域がブーストされるというより
「低音がカットされる=音ヤセる」
という風に聞こえてしまう、のではなかろうか?つまり、低域は充分に(というかそれなりに)出てるんだけど、ブーストされた高域にマスクされて、聴感上ヤセたように感じられる。なんて書くと、

「実際にローが出てようがいまいが、聴感上ヤセるってことがつまり
音ヤセる
ってことじゃねえかばーか」

って思われちゃいそうであれですけど、こういう事は、これの前後に別の何かをつなぐ場合に問題になる、のかも知れないじゃないですか。CS-2よりも3が好きだって人もいるのだし。

エレキ用コンプならではの潰れる度合いも、もしかしたらCS-2より大きいのかもしれないんですが、少なくとも私の環境では、「バクンと潰れる」というより「ペシャっと潰れる」というように感じられてしまうのが残念なコンプ。

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(2010年5月、日本製のCS-3を再度入手したので追記)
日本製(初期ロット)のCS-3は、台湾製になってからのものと比べノイズが多いかも知れません(現在、私は台湾製CS-3を所有してないので、直接の比較をしたわけではありません)。SUSTINツマミ70%くらいを超えた辺りからは、ノイズゲートを併用しないと実用にならないかも知れない、それくらいノイズが大きくなります。
その代わり、台湾製のものよりも「ブチュっと潰れる」度合は強いかも知れません。先代CS-2のコンプ感に多少似てる。ハイはCS-2よりもきつめです。

2008/08/30
(改)2010/05/25





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