DOD FX85 Harmonic Enhancer

「ちょっとブースト」機能もあるエキサイターです。と言ってもブースターとしてのゲイン率はそれ程でもなく、だいたい10dBぐらいでしょうか。

僕はゲイン率を測定する計器は持っていないですから、グラフィック・イコライザー(YAMAHA GEY-201)のマスター・レベルを上げた状態と、このDOD FX85の"LEVEL"をフル・アップした状態("PRESENCE"は0)を交互に比較試聴してゲイン率の見当を付けるという(大雑把で不正確な)方法で測定。

なお"PRESENCE"=0でも"LEVEL"を高めにすると若干のハイ上がり・ロー欠けが生じます。

……なんて話は個人的にはどーでも良くて、それよりも見た目。「純白のエフェクター」、それが堪らなくカッコいいってところが、この機種の最大の魅力ではないかと。

DODがこの形のケースになって最初の時期のデザインでだと思うのですが、ツマミの周囲の「風車」とか、製品ロゴの左側に置かれたストライプとかの一見無意味なエレメントは、これより以前の(MXRサイズだった頃の)DODのデザインの要素を取り入れたものなのですね(という事に最近気が付いた)。

ツマミの周囲に「風車」を描く事で、古式DODの巨大ノブを擬態しようとしたのではないかと推測。

ケースの周囲(短辺のみ)に段差があるのも、旧DODと同じですね。微妙にアールデコ風とでも言いますか。それが真っ白にペイントされることで、アメリカ製家電その他、アメリカの製造業が「まとも」だった時期の製品が連想される訳です。

ただまぁ、どんなに見た目がステキでも、「実用品としては無用」という理由で売却へと。

この画像、「ヤフオク出品用の画像は同じフォーマットで統一」というマイ・ルールにこだわって「白い被写体でも白バックで撮影」してしまったが、今振り返れば浅はかな。ちょっともったいなかったです。

2006/12/11
(改)2008/03/28





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