アイバニーズ・TONE-LOKシリーズのコーラス＋フランジャーの複合機。中身はデジタルです。

■"MODE"切り替えスイッチでコーラス or フランジャーを選択します。
■フランジャーは金属的なジェット音が得られる方のタイプ。
■"KRAZY"スイッチを"WACK'D"にすると、"SPEED"の速さが倍（あるいはそれ以上）の激しいモジュレートになります。
■コーラス・モードで"KRAZY"スイッチを"WACK'D"にすると、ビブラート的な効果になります。
■ステレオで使用する場合は、"OUT 1/2"ともにエフェクト音を出力します（左右逆相のモジュレート）。
■コーラスで使用する場合、"REGEN."ツマミは（たぶん）無効。

"KRAZY"スイッチというおもしろ機能があるものの、こんなのは大抵の人にとってはあってもなくてもいいようなもので、全体的にはとくにこれといって特色のある製品とも思えません。ボスの新型フランジャーもデジ化してますから、どっちも似たようなものでしょう（たぶん）。しかしTONE-LOKシリーズのケースは良くデザインされてると思うので、ボスでもアイバニーズでも、どっちでもいいやという人なら、足元の彩りとして、アイバニーズのを一つぐらい混ぜてみるのも面白いかも知れません。

ノブを押し込んで「不用意に設定が変わってしまうのを防止」というのが第一の特徴ですが、ケースは丈夫な金属製で、床に置いた時の安定性も良い（ような気がする）。電池ボックスの固定はネジではなく、ワンタッチで開くタイプ。全体に、余分な突起や凹凸がほとんど無く、丈夫で、事故を起こさない事を意図したデザインなんだと思います。

なんですけど、スイッチを支えるバネは細めのものが2本で、これはヘタってくると切換がスムーズでなくなる（場合がある）のが、ちょっと痛い。

2008/06/22