マクソンのコンプはBOSS CS-2と比べ、
□"ATTACK"タイムがより遅めに設定できる
□"SUSTAIN"を高めに設定しても音色がこもらない
□歪みにくい
という特徴があると思います。MXRスタイルの初期製品はフォトカプラ式で、9シリーズ以降はVCA（だと思う、たぶん）なので中身は別物ですが、音色の傾向は一貫していて「リード・プレイでのロング・サスティーンを得る」という用途に重点を置いたコンプなように感じられます。
「ハイ落ちが少なく、音色は硬め、歪みにくく、ノイズは少ない」
というのが共通のキャラクター。バッキング/カッティングのパートに掛けてグルーヴをコントロールする、という用途には不向きだと思います。

これよりも後の製品、01シリーズのコンプと中身はほとんど同じだと思うのですが、01のと比べ、この画像の個体はスレッショルドの効きが若干弱いように感じられました。個体差や経年による不調なのか、それとももともとそういう設計だったのかは不明。

2010/06/19