POS DT-1 Distortion

これは自分用のを持ってるんですけど、それのバージョン違い。外観上の相違点は、ブランド・ロゴ(POS)のデザインですね。

こんなしょーもない、ゴミみたいな製品のバージョン違いがどーのこーのって、ほんとバカなサイトだと思われそうであれですけど、しかしこのページのやつはこっちバージョンとはけっこう音が違うので、一応説明しておいた方が良いかなと。

POS DT-1の音、歪みの質感はVOX TONE BENDERに似てる(という説あり。あえて著名機の中から選べばって事ですが)。トーンベンダーのわりと最近の復刻版の、ゲルマニウム・ダイオード(だったかTRだったか)を使ったバージョンの音ですね。ただしサスティンは付きます。というか、音がギュイーンと伸びまくりです。その他、

□オフ時のスルー音が劣化しすぎ
□ギターのキャラをマスクしてしまう
□ちょい歪系はまるで×
□VOXの方が高域多め
□VOXはギター側のボリュームで歪みをコントロール出来ますが、ポスは×

という事で、やっぱりこれは典型的な安物エフェクターなんですが、プレーン弦の12Fより上の音域、最終22Fまで、中音域と変わらない音圧でグイグイ弾いていけるのはかなり快感です。つまり
高域が無くならないFUZZ FACE
みたいなところもあります。しかしFUZZ FACEほどの低域は出てません(アタックが、FUZZ FACEほどドスドスしない)。そして、このページのバージョンのPOS DT-1こっちバージョンより更に低域が少な目でした。よく言えば「中域以下がすっきりしてる」って事になるんですが、ちょっと物足りないような。ちょっとというか、かなり物足りなかったですかねえ。
要するに、汚濁ドロドロな低域があるか無いかの違いなんですが、そのドロドロがないと「ただガーガーうるさいだけのディストーション」になってしまうのかも。

なお、この製品の製造国については「中国製」とか「韓国製」とか言われますが、製品には製造国の表記はありません。OPアンプはJRC 4558が2つにモトローラのが1つ使われています。

2008/08/09





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