Rodeo Drive Dual BOOSTER

Rodeo DriveDualシリーズ。これは他にフェイザーと歪みとか、全部で6種類が発売されてたらしい。全ての機種の共通の特徴として、
「2通りの設定をプリ・セットしておいて、それをスイッチで切り換える」
という機能がある事。↑の画像でいうとA/B SWAPと書かれてるのが、そのスイッチですね。

この「プリセット切換」っていうアイディアは、ずいぶん以前にもちょっとだけ流行ったんですが、
例その1
例その2
かつて、そんなものがあった(そして飽きられて廃された)という事がすっかり忘れ去られた頃合いを見計らってリバイバルさせると
「なんか良さそうだなあ」
と釣られてしまう人が何名かはいるわけで、だから楽器メーカーからするとエフェクター・マニアっていう人種はホント、
美味しいカモ
なのかも知れませんよね。

見た目(ケースのペイント)は著名ウイスキーのラベルのパクリ。

それでOLD TONEVINTAGE No.1 SOUNDでってのも、なんか子供騙しのようであれですけど、これはこれで、発売当時(1999年)の時流をよく取り入れたお飾りであるとは申せましょう。定価は18,000円で、売上成績もそこそこだったのでございましょう。しかしこんなのは、
しょせん一過性のもの。売り場の徒花
にすぎません。Rodeo Driveなるブランドも、もう消滅してしまったようです。

これは一体どこのメーカーが作ってたのかと思ったんですが、底面とかを見ても製造元等の表記はないんですね。製造国の表記もありません。販売してるのは神田商会……

そんなこったろうと思ったよ

というのがオチ。

なんですけど、音の方はそれなりに良かったです。まあ新品を18,000円とか出して買った人は気の毒ですが(高すぎ)、手元のメモ書きによると

☆"TONE"ツマミは12時位置で一応フラット。通す事で解像度上がり、弦と指板との間の空気の量が感じられる音、低音巻弦のグリン・ゴリンも強調される。
☆"TONE"を絞ると、アタックは残しつつウーマントーンへ。

との事。

2008/08/30





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