YAMAHA COD-100 C MOS OVER DRIVE

歪みの音色がHOT CAKEに似てるように感じられますので、という事はHOT CAKEもC MOSとやらを使ってるのかも知れませんね。HOT CAKECOD-100も、どちらかというとディストーション寄りの歪みで、ザラッとした抵抗感のある音質です。

HOT CAKEは歪み量が少な目で、サスティンもあまり付かない方のエフェクターですが、COD-100は普通のオーバー・ドライブ並に良く歪みますし、歪みを上げればサスティンも付きます。ただしHOT CAKEの、「通す事によって音の解像度が上がる」「ピッキング・ニュアンスやボディー鳴りまで強調される感じがする」という効果はありません。しかし、音域による歪み具合のばらつきが少なく、ピッキングのばらつきが強調されて痛い思いをしなくて済む、弾き手に優しい方のエフェクターなのでもあります。HOT CAKEはシングル・ピックアップ限定のエフェクターですが、COD-100にはそれほどの間口の狭さはありません。ハムバッカーに使っても大丈夫だと思います。

LOW/HIGH 2バンドのEQがあり、これは両方ブーストしてドンシャリ気味の設定にした時が、この製品の最も「らしい」音なのだと思います。明るい感じの音色の歪みだと思います。手元のメモには

パワー・コードで白玉をガーンと弾く場面ような場面に似合いのエフェクター

みたいな事が書き残されております。まあ、そういうのが流行りだった時期の製品、なようにも思えます。

HOT CAKEの音は好きだったが歪み量が少なくてNGだったという人なら、一応試してみても良いかと思います。

2009/04/05





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