TEISCO TRG-1(改) |
リットー社のビザール本が出版されたのが、1993年。その5年後くらいに入手したと記憶してますが、正確には憶えていません。購入先はソングバード。これは忘れようもない。しかし場所は、千葉県の、何駅だったかが思い出せない。値段も5万円だったか8万円だったか、忘れてしまった。ともかくそこら辺。 2012年現在の感覚だと、このギターに8万出すって事はありえないから、8万もしなかったように思えてしまうんだけど、ヤフオクというものが無かった当時は価値観と価格のレシオが現在とは相当違っていたら、ちょっとした楽器なら8万円位するのも普通だし、それをなんとか頑張って買ってもいたわけです。だからやっぱりこれ、8万円だったかも。 リットー社のビザール本が出た直後、このギターには12万円とかいうお値段が付けられたんですよ。そんなんで売れたのでしょうか?売れなかったと思います。程なく値崩れしましたから。というても急激には下がらず、ようやく数年後、私的にも手の出せる所まで下がった頃合いにゲットしたのでした。 --------------------- 入手時、これは流石にギター専門店で販売されていたものであるから「ホコリまみれの錆だらけ」みたいな酷い有様ではなかったけれど、 1.内蔵アンプ、スピーカーを撤去 という風に仕様変更しました。上記3点のうち、1と2だけでオリジナルとは完全な別物になってると思います。 まず、内蔵アンプを取り出したので、アルミ製巨大ピックガードの下は伽藍堂(スピーカーは付けたままにしてあります)。だからこれはソリッド・エレキではなく、表板がアルミのセミアコに近い、と言えなくもない。 現状、PUとアウトプットジャックは直結してあります。だからV/Tツマミはダミー。しかし流石にこれは、宅録機材としても使い辛すぎるので、V/Tは復活させようと思いつつもう何年も放置。 リフレットに関しては、フレットを抜いた際に指板も整形し、若干Rをつけてあります。オリジナルは真っ平らに近い。フレット形状がまともになった事もあって、かなり弾きやすくなりました。ただ、指板のR形状は円錐指板にはなってないので、精度的には全然イマイチ。フレット打ちも自力=素人作業ですしね。 ペグはGOTOHのSG510という、ちょっと高級な方のロトマティック・タイプを取り付けてあります。今の自分なら、絶対に一番安いので済ますに決まってるんですけど、20世紀当時は高級品を奢りたい気分があったのですな。 2012/06/24 ---------------------
2012年10月7日 ペグを交換しました。
業界最安値、KIKUTANIのペグです。GM-SPという型番で、アコギ用と銘打って販売されている。60年代製安物エレキのペグとほぼ同じ仕様のものとして、現在新品で入手可能なのは、たぶんこれだけ。1セット千円ちょっとと大変お安いんだけど、3:3のセットでしか売ってない。だから6連ヘッドに付けるためには2セット買って、左側6個は無駄になってしまうんだけど、それでも充分安いです。
このペグにブッシュは付属してないので、Wilkinsonクルーソン・タイプのペグを流用してます。
ブッシュと取り付け用のネジ12本を合わせた総重量は125g。ステルス・キーの89gより重いです。というかステルス・キー軽すぎ。
精度に関しては一応問題なさそうです。3度ベンドとかをしても、ペグのせいでチューニングが狂うという事はない。ただ、ガタがくるのは早いかも。つまり精度よりも耐久性の方に難ありかも知れない。
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ペグ交換のついでに電気回路の方も、V/Tノブが機能するように配線し直しました。ポットとコンデンサーはオリジナルのパーツを使用。ガリが出るしトーンの効きも弱い。だからこれは、そのうち交換するかも。
(改)2013/01/17
■弦交換の記録
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