YAMAHA BB-1200 2011年11月

 2003年頃に新大久保の中古専門店にて購入。素人改造でフレット・レス化されており、ボディ全体は黒ペンキで塗りつぶされていた。ゴミ状態ですな。そんなんだから安かった。たしか¥39,800-。もしかしたら¥29,800-だったかもだけど、流石にそこまでは安くなかったと思う。¥49,800-だったら買ってなかったと思う。ともかく末尾はきゅっぱだっていう、そんなようなお値段が付けられて、売り場の片隅にぶら下げられていたんですね。

 現在ならヤフオクで、BB1200の相場は状態良品でも3〜4万円見当(だと思う)から、ゴミ状態の中古が4万円というのはけして割安ではないし、2003年というと自分は既にヤフオクを利用し始めていたのでもあるけれど、なぜか買ってしまったゴミBB。しかしこれ、買っておいて正解でしたわ。

 購入後すぐにボディ表側のペイントは落としましたが、裏側は面倒になって中途のまま放置。これはこれでカッコいい(という意見もあり)。まあそのうち全部きれいにするつもりですけど。

 指板エンドは1フレット分が欠損してますが、無くて困るものでなし。とはいえこれも、本当はキレイに成形し直すべきであろうとは思う。脱着式の延長指板を装着する、という案も有。

 フレットを抜いた跡は埋木されていて、それはそれなりに作法通りの作業ではあるのだけれど、フレットを抜く際に生じるバリが整形されずに残っている。だからこのフレット・レス改造は素人の手によるものだと思います。バリが残ってるため指板面には凹凸があり、それによってバズが生じたりもするのだけれど、私的にバズはむしろ、あればあったで歓迎である。ですからあえて直さず、購入時の状態のまま使用中。

 ナット周りにも改造・破損個所があります。まず、ナットの弦溝が掘り下げられ、弦高が極端に低くセットされていたから、とりあえずナットの下にボール紙の細片を敷いて高さ合わせしてあります。極めて杜撰な修正法ではあるが、とくに不都合もなく今日に至る。
 このナットは本来、指板の凹溝に嵌め込んで固定する式のものですが、その凹溝のヘッド側が破損してます。

2011/11/11

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