YAMAHA SR-700(改)

 入手したのは2004年頃だったと思う@ヤフオクにて。

 70年代日本製フェンギブ・コピーとして、とくになんの変哲もない品物。発売されたのは1978年で、当時の定価7万円は比較的高価な方の製品ではあるけど、ネックのジョイント・プレートやブリッジの各部寸法、弦間ピッチなどが全て本家よりも少しずつ小さい日本規格。そしてボディ材はセン。要するに「なんちゃってストラト」です。

 ただ、私の所有してるトレモロ・ユニット付きエレキの中では、これが一番弾きやすい、という時期が長かったため使用頻度は高く、愛着もある。それにテスコだのグヤだのといった手に負えねえって感じのPUを載せたエレキと弾き比べてみれば、やはりストラトのPUとは実に扱いやすく破綻のない、いわゆる”良い音”である、という事も改めて思い知らされるわけで、だから「なんちゃってストラト」といえども一応はストラトっぽい音が出る、そういうエレキを最低でも一本は所有しておくのが、何かと安心である。
 一時はこれにテスコのK-PUを載せるような大改造を施そうかとも考えてたけど、現状で弾きやすく、そこそこ音も良いという楽器をイジクリまわす必要があるのか?最近は、これはこれで、このまま使い続けるべきではないかと思い直しています。

と、そんな風に考えてた時期が俺にもありました。

 2011年にアルダー・ボディのストラト・コピーを入手し、となると、なんちゃってストラトなんてやはり不要という流れになってしまいますわね。だったらやはり、このヤマハ製ストラト・コピーにはテスコPUを載せてみよう。WG-4Lのジャンク品から取り外したPUとピックガード一式がありまして、これはほぼそのままストラトに載せられる寸法なのです。つまり、
ストラト+WG-4L
の合体改造が可能。音の良し悪しや実用性はどうか分からないけど、見た目はかっこいい(に違いない)。という事で現在はその工作が進行中。

2011/11/18
(改)2016/11/08

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2015年2月までの状態

2015年3月、ボディをリフィニッシュ

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■弦交換の記録

 銘柄コメント等
以前常にダダリオ/時々激安弦
ゲージは常に009〜
一度だけアーニーを張った事があるんだけど、一度きりで却下。自分はダダ派。
2010年末〜Dean Markley RN-RR
R&R 09-38
昔のセットはボトムが細かった。それを再現したマークレーのジミヘン弦。
弦の張力は低いほど、アームダウンした時の音程の下降幅が大きくなる。細いボトム=テンション緩いはずだから、このジミヘン弦を張ればダウン幅が大きくなるに違いない、という期待をもって使ってみた。しかし驚いた事にこのセット、ダダの009〜042よりもテンション強いです。テンション変わるとトレモロ・ユニットの尻の浮き具合が変わりますけど、009から、少なくとも010に張り替えた時くらい跳ね上がった。テンションはゲージだけでなく、材質その他の要件で決まるものなんですねきっと。

いや実は、このマークレーって結構いい加減な会社で、009のパッケージに010のセットを誤封入して出荷してたりするんじゃなかろうか?

というような疑惑をも思わず抱いてしまうほど、ダダの009よりテンションありますこのセット。

音は気に入ってますので、今後もしばしばこれを購入する事になるはず。数多く買えばそのうち、誤封入疑惑も解消されるはず。

2016年10月〜Dean Markley RN-RR
R&R 09-38
改造作業を進めるための仮張りとして、再度ジミ弦を。
こういう場合には1セット¥100台の激安弦を使いたいけど、たまたま手元にそれ系が無くて。それにこのジミ弦は、渋谷のイケベ楽器だったかが長期在庫品を大幅値引きして捨て売りしてたもの。しかもそれ5年以上前の話しっていうもういい加減たいがいな代物なので、じゃあこの際だから使ってしまいましょうという。
この弦、自分が使った中では一番好きなくらいのもの何ですけどねえ。

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