話をSB-500Sの事に戻しまして・・・これはなかなかいい楽器でしたよ〜というか「良いところもあれば悪いところもある」・・・いかんせんPUが非力すぎました。

YAMAHA BBが80年代風にリメイクされたプレシジョン・ベースだとしたら、こちらはYAHAHA風ジャズ・ベースといえる仕様の楽器です。コントロールも2V1Tのジャズベ風。
BBシリーズが全てエボニー指板なのに対してSBはメイプル指板と、棲み分けもされています。

それで、一体どういう設計意図があったのか、このネックが極太なんですね。BB-1200とかも昨今の新製品の基準からすると「かなり太い」とされてるみたいですが、このSB-500Sはそんなのよりはるかに太いです。海外製品も含め、これより太いネックにはそうそうお目にかかれないであろうという・・アトランシアあたりがどうかな?というぐらい。それくらいのもんです。

で、ネックの太いベースってのは良いものですよ〜ボルトオン・ネックのなのに4弦がちゃんと鳴ります。他のボルトオン・ネックのベース、4弦が使える音かどうかというのは「当たり外れ」の領域にあって、それは楽器を買う時に最初にチェックする項目でもあり、しかも試奏用アンプが小型のものだったりすると分かりづらかったりもするという、つまりけっこう悩みの種なのですが、SB-500Sについては、僕は都合2本所有してましたが、2本とも4弦が使えるベースでした。おそらくこれは当たり外れではなく「極太ネック効果」であって、どのSB-500Sも同じ傾向にあると思われます。
4弦がちゃんと鳴る、それがこの楽器の良いところ(それだけともいえる・・・)。


もどるつぎへ

「楽器本体」のトップに戻る
inserted by FC2 system