(お別れ録音)Guyatone SG-25T Julien、2009年03月

2009/03/02
(改)2017/05/14


 1966〜67年の頃、グヤトーンの工場の生産力が需要に追いつけず、ヤマハに木部の製造を委託していた時期があったそうで、SG-25T Julienはその時期の製品。ボディのシェイプはYAMAHA SAシリーズと共通で、金属パーツ類はグヤトーンのもの。

 木部がヤマハ製なだけあって、同時期のグヤやテスコと比べればとても弾きやすいです(ネックの握りは薄く、ただしネック幅は狭すぎる)。
 それと、トレモロ・ユニットが非常に使いやすい。アームの先端がリアPUの脇の、やや遠い位置にあって、指が届きやすいが邪魔にもならないというちょうど良さ。可動支点にはボールベアリングが入っていて、動きは軽くてスムーズ。いわゆるクリケット奏法も可能。このユニットを使いたいという理由だけでジュリアンを所有し続けても良いかなと思えるくらい、使いやすいトレモロでした。
 ただまあ、ストラト用のウィルキンソン・トレモロでも概ね同じ扱い方が出来ますし、弾きやすい方だといっても70年代以降のと比べればダメなのだし、とくに音が良いのでもないし、トレモロ・ユニットのためだけにセミアコ一台を余分に抱えてるのも邪魔っけなので結局、お別れ録音をして放出。

アンプはTeisco Model-72
マイクはRCA BK-5B
PUポジションは
・バッキング= F
・最初のリード= R
・後半のリード= F+R
・2009年03月頃録音

2ヴァース目はコーラス・エフェクトを掛けてるんじゃなくて、トレモロを小刻みに動かしてるのです。


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