(お別れ録音)Guyatone MG-66、2009年03月

2009/03/05
(改)2017/05/20


MG-66はグヤトーン製の12弦フルアコ。発売されたのは1966年(推測)。当時のチラシには
12絃ギターでフォーク・ソングを…
というキャッチ・コピーが盛られており、どうもこれは、
エレキ・ブームが下火 → 代わりにフォーク・ブームが起きつつある
という状況に合わせた場当たり的な謳い文句にすぎないようにも感じられますが、まあせっかくグヤさんがフォークだって言うんだからフォーク調でいこうかと思い作ってみたのが↓

・元ネタは、熱心なキャンディーズ・ファンなら知ってるであろう拓郎節
・リード(スライド)=アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはMXL600/PUポジションはF/歪みはBOSS OD-2
・バッキング=Teisco MODEL 71C ・生音(コード・ストロークとトレモロ)の収音はAUDIX D-1
・ベースはYAMAHA BB1200(フレット・レス改)をライン録音
・2009年03月頃録音

アンプを通した音以外に生音も用い、全てMG-66で6パート+ベースの、都合7パートのマルチです。

 にしても60年代後半のグヤ製品は低品質なものが多いですよね。ネックが修正不可な反り方をしてたり、廉価なハコ物だと、ネックのジョイント部分が変形してしまってる物が多い(設計が悪いため強度不足)。
 このMG-66も例外ではなく、ネック・ジョイント部分が変形してるため弦高が高すぎ。ですからローポジションでコード弾きするかスライド用にするかしかないわけで、それでもこの作例のようなフォーク調をこれ1本でまかなえるのは、便利といえば便利(かも知れない)。とりあえずフルアコ・ボディで12弦エレキという製品は、わりと珍しいと思います。

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オマケの画像。フォークが云々というパンフレットです。
60年代後期のグヤにはこういう、モデル別のパンフレットが何種類かあって、どれもきれいなカラー印刷な上、ラッカー・コーティングした梨地エンボス紙を使ってたりして、なかなか立派なものなんです。裏面の説明文はなんかウソばっかりで残念至極ですが。


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