(お別れ録音)Firstman S2-C & Teisco EB-18、2009年11月
2009/11/01 (改)2017/06/10
ファーストマンのシンライン・フルアコとテスコのベース。2本まとめてのサンプル・サウンドです。
Firstman S2-C;
リットーのビザール本の48ページに、これと同じボディにリバプール用のPUが載った製品がS2-Cとして紹介されてます。今回の作例で用いた個体には型番の表示が無く、ビザール本のとはPUが異なりますけど、これも一応S2-Cとしておきます。
更に、ビザール本の64頁にLibertyブランドの同一製品が掲載されてます。工場はテスコ絃楽器との事。
このPUは3弦ずつスプリットされたシングル・コイルで、Teisco SPECTRUM 2のと似てなくもない。
・SPECTRUM 2のPUは出力が低く、とてもノイジー。
・Firstman用のも直流抵抗値は4.4kΩと低めですが、そのわりに出力は充分高く、やはりノイジーだけどSPECTRUM 2のよりかはずっと使いやすいものでした。
本体の方も、ネック周りは弾きやすいしボディもペナペナしてない。テスコ絃楽器の製品も60年代末になると、けっこう「まとも」になってきてたのかも知れません。
Teisco EB-18
60年代初期のテスコ製品です。ジャック・ブルースが使ってた事があるらしいとかで、一部では評価が高い(のかも知れない)。ただ残念な事に、この個体はネックが完全死亡。ハイ・ポジションが使えるところまで弦高を上げるとロー・ポジションでの弦高が2cmくらいになるという、わけの分からない捻れ方になっていて、しかし音は良いのです。使用する音域をロー・ポジション限定にするなら、なんとか実用可能なところまで弦高を下げられるので、サンプル・サウンドを残しておきました。
■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D-4/PUポジションはリードがFでバッキングがR
■ベースはGuyatone zip 200Bのライン・アウト
■2009年11月頃録音
Firstmanは、60年代の日本製エレキとしては弾きやすい方には違いないけど、、ネックは微妙に波打っていてロー・ポジションにバズの発生する個所があるし、指板材が痩せてポジション・マークが浮き上がってる個所があるしで、やっぱりそこら辺はアレなものなのではあります。
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