(お別れ録音)MXR M-173 CLASSIC 108 FUZZ、2011年6月

2011/06/30
(改)2017/08/20


 知り合いの持ち物をヤフオクに代理出品するついでに「お別れ録音」するシリーズ。今回はMXR M-173。
 FUZZ FACE系のファズって、ほんと沢山種類があるよね。このMXRのはオリジナルに忠実な方のレプリカだけど、"BUFFER"スイッチという音ヤセ補正のためのオプションがあって、使い勝手はオリジナルよりも良い、というもの。
 これは基本、ギターもアンプも「お作法通り」に従って使う人のためのペダルだと思うので、ヤマハのストラト・コピーに、同じくヤマハのトランジスタ・アンプを組み合わせてる私にとっては、それほど旨味は無さそうな製品。とりあえずガーガー歪ませてみました。

■ギターは、リード/サイドともにYAMAHA SR-700(改)
■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1
■PUポジションは、
・サイド=フロント
・リード=リア
■ファズの設定は、
・サイド;FUZZ=Full/BUFFER=Off
・リード;FUZZ=Full/BUFFER=On

■冒頭のギター単体部分はPU=フロント/FUZZ=Full/BUFFER=Offで、ギター側のトーンをゼロにしてあります。

■ベースはTeisco Phantom-B
■PUポジションはリア
■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■DUAL MPの設定はInput/Outputの両方とも11時 High Z Inputを使用

■ドラムは打ち込み。

■2011年6月4日録音

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 この録音はどちらかというと、ファズの音よりもベースとドラムの方に重点があるものでした。テスコのファントム・ベースは手放す事にしたので、その前になるたけ多くの作例を残しておきたい。今回の作例はエレキの歪みでスペースを埋めた時に、このベースがどういう聴こえ方になるかをチェックするためのものです。

ドラムに関しては;
 ギターがファズ全開というアホ設定。だからドラムも狂ったように叩きまくる的なものを作れたらいいなとは思うんです。しかし打ち込みでそういうのを不用意に作ると、ただただ滑稽なだけのアレが出来上がったりしがちなので、抑え気味にしておきました。ギター、ベースと組合わさった状態でノイズの塊になってくれれば上出来。

 それはそうと筆者は最近、一度ちゃんとジョン・ボーナムやミッチ・ミッチェルの”完コピ”を作っておくべきだなと思い始めてます。今さらかよって気もしますけど、今までそういう事をしてこなかったんだからしょうがない。遅きに失した感はありますが、一生涯学習という観点に立てば何事も思い立ったが吉日っていうかなんていうか。ただ、他にも片付けなきゃいけないあれやこれやが目白押しだからいつになるかは分かりません。まあそのうちに。今回はいつも通りの我流です。ただし私の恋はホッチキスのアタマのフレーズを引用してみました。

なぜそれを?
とくに理由はありません。
使ってみたかっただけ。

4拍分ほぼ丸々使ってるのが一個所。半分に切り詰めて手順も多少[改]してあるのが一個所の、都合二個所。そこだけ空気が違うんで、なんか可笑しい。

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 MXR M-173はオリジナルFUZZ FACEの、わりと忠実な方のレプリカらしいのですが、私はオリジナルFUZZ FACEなど使った事がないので実際のところは分かりません。以前ちょっとだけ鳴らした事のあるDALLAS-ARBITERブランドの青FACEとは、かなり違う音だと思います。DALLASのは、アタックにキックを踏むような低域のノイズが付く。ジミヘンというよりも、70年代中頃にいたジミ・フォロワーの誰だったかにそっくりの音が出るのがDALLAS。
 本家そっくりの音をお手軽に出すには近年の製品を使った方が良いんだろうけど、例えば「暴力の表現」という点で比較してみると、近年ものは爪で引っ掻く感じ、DALLASのは拳で殴る感じ、とでもいうような違いがございますかね。


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