(お別れ録音)ACE TONE MINI ACE、2011年4月

2011/05/03
(改)2017/08/28


1970年代中期の小型アンプの定番、エース・トーンのミニ・エース。

高さ・約45cm
幅 ・約30cm
奥行・約15cm
重量・約4.5kg

コントロールは1V/1T。スプリング・リバーブとトレモロ付き。トレモロのスピードは固定(早め)でデプスのみ可変。トレモロのツマミが電源ON/OFFスイッチを兼ねてます。

W数は不明ですが、小音量バンドのリハや小規模ギグ程度なら一応、使えない事もない程度の音量は出ます。

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・作例その1

■ギターはYAMAHA SJ-500。PUポジションはフロント。

■L ch.のアンプはYAMAHA YTA-25
■R ch.のアンプはMINI ACE
■MINI ACEの設定はTONE=Full/REVERB=9時/TREMOLO=Full

■2011年4月8日録音

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・作例その2

■ギターはYAMAHA SC-800。PUポジションはフロント。

■L ch.のアンプはYAMAHA YTA-25
■R ch.のアンプはMINI ACE
■MINI ACEの設定はTONE=Full/REVERB=9時/TREMOLO=Off

■2011年4月9日録音

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・作例その3

■ギターはGuyatone LG-880"MARROLY"。PUポジションはミックス。

■L ch.のアンプはYAMAHA YTA-25
■R ch.のアンプはMINI ACE
■MINI ACEの設定は作例その1と同じ

■ベースはTeisco Phantom Bass
■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■DUAL MPの設定はInput/Outputの両方とも11時 High Z Inputを使用

■ドラムは打ち込み。

■2011年4月9日録音

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 当コーナーでの定番アンプ・YAMAHA YTA-25とMini Aceに同じギターをつなぎ、リードとバッキングをそれぞれ交互に行うという作例3つでした。アンプ2台の録音条件をなるたけ同一にするため、収音マイクのセッティングは下図のようにしてみました。

 つまり各トラックの音はAudix D1とMXL600のミックスです。普段D1だけで録ってる YTA-25の音も、MXL600を足してる分だいぶ派手目な感じがしますけど、こっちの方が実際に耳で聴いた感じに近いかも。ただ、MXL600とアンプの距離が20cmだったのは近すぎだったかも。
 意外というか、エフェクター類を全く掛けてない完全クリーンなSJ-500とマロリーの音を録ったのは今回が初めてでした。

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 ミニ・エースのトレモロは、設定をフルにしてるわりには掛かりが弱いです。経年劣化で不調が生じてるのかも知れません。もっとも私は新品時の音を知らないので、もしかしたら最初からこの程度の掛かり方である可能性もありますけど、昔のアンプのトレモロといったらグワングワンに掛かるのが一般的ですから、それにしてはこのミニ・エースの現状は弱いぞと思います。まあ、実用的にはこれくらいの深さで充分なんですけどね。

 ミニ・エースの音、小型のトランジスタ・アンプにしては中域が太い(と言えなくもない)のが特徴ですね。太いというか、ブーミーに膨らんでいるというか。悪い音じゃないけど、どのギターをつないでもこのアンプの音になってしまう点が、自分的にはイマイチでした。70年代初期の日本製エレキ(はんぱコピー期)のPUは出力低めで音細いのが多いから、そういうのと組み合わせるとちょうど良いバランスになるのかも。

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スピーカーはエース・トーン・ブランドのものが付いてます。


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