(お別れ録音)YAMAHA F100G、2011年6月

2011/09/09
(改)2017/09/10


 近年になって再評価されてるかも知れないヤマハのアンプ・Fシリーズ。今回も「知り合いの持ち物をヤフオクで代理出品するついでの「お別れ録音」です。
 F100Gは100Wのヘッドで、宅録しかしない私にとっては不要品だけど、ライン録りという用途でなら利用価値があるかも知れません。

作例その1;

■ギターはYAMAHA SJ-500、PUポジションはフロント。
■F100G → Line6 POD Farmのヘッドフォン・アウト → MOTU 828、という接続順
■F100Gのセッティングは
・TREBLE=8/MIDDLE=6.5/BASS=7
・BRIGHT SW=ON
・REVERB=8
・パライコはOFF
■Line6 POD Farmの設定は以下の画像の通り。

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■ベースはYAMAHA BB-1200(フレットレス改)
■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■DUAL MPの設定はInput/Outputの両方とも11時 High Z Inputを使用
■DAWのEQはフラット

■ドラムは打ち込み

■2011年6月9日/7月23日録音

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 私の常用ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。音は良い、と思うから常用してるのだけど、内蔵リバーブは少し歪んでるような小汚い音で、スプリング・リバーブをどっさり掛けるタイプのジャンルには使えない。つまりサーフ・インストには不適。だから「お別れ録音」でベンチャーズ等を弾く事はなかったのだけど、F100Gのスプリング・リバーブに不具合は無く、じゃあせっかくだからサーフっぽいのを。でもベンチャーズとは少し違う感じ、というのを狙ったのが今回の作例その1でした。

 アンプの音をマイクで拾う録音法と比べ、F100G→POD Farmという接続の方が、低音域巻弦が太い音になってくれるようにも思われました。


作例その2;

■使用ギター/セッティングは作例1と同じ。
■ただし、リード・パートはギター側のトーンを全絞り。DAWのEQで88Hzを-6.4dBカット。

■パーカッション(波音)は打ち込み

■2011年6月9日録音

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 私のSJ-500は現状、トーン全絞り(目盛ゼロ)にすると音がモケすぎて使えず、目盛2くらい迄が限界なのに、今回のセッティングでは全絞りでも使える音が出ました。これもライン録りならではの効果かも。あるいはF100Gの特性かも知れません。
 低域が出過ぎてピッキング・アタック耳障りだったので、DAWでカットEQしてあります。

 SEの波音はリアルな海の音(自然音)ではなくて、音効パーカッションをサンプリングした打ち込み用音源、IK Multimedia Sampletankの"Ocean Drum"です。


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