(お別れ録音)
COLORSOUND SUPA TONEBENDER (Sound City Japan)、
2012年3月

2012/04/21
(改)2017/10/14


 サウンド・シティ・ジャパン製のカラーサウンド・スーパー・トーンベンダー。これも「知り合いの持ち物をヤフオクに代理出品するついでのお別れ録音」です。

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作例その1;

■ギターはリード/サイドともYAMAHA SG-1000
■アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1
■PUポジションは、リードがR/サイドがF。
■トーンベンダーの設定は、
 TONESUSTAIN
サイドセンター センター
リード2時 2時

■ベースはYAMAHA SB-800S
■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■コントロールの設定は、
F-VolR-VolTONE
フルフル半分

■ドラムは打ち込み

■2012年3月27日録音

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 ヤマハのSG-1000は、SC-7000のお別れページでエアジンを弾いた 、もとは青ペンキ塗りたくられの半ジャンク。改造するつもりだけどオリジナル状態の音もなるたけ沢山録っておきたい……だったんだけど、我慢しきれずに早くも、小改造してしまいました。テールピースをVibrolaに交換。板バネ・アームです。

 見た目的には、違和感ありますでしょうか?自分的には、取り付けた当初は違和感ありまくりだったけど、今はもう目が慣れたせいか、とくに変だとは感じません。V/Tノブはフェンダーのアンプ用。
 ヤマハSGのルックスには一種独特のキラキラ感があって、しかしそれは、なんか「あまりお金持ちじゃない人の成金趣味」のように思えてダサいから、私は全く別のものに作り替えてしまいたい。まあ、バブル期以前の、トヨタのクラウンが出世街道の到着点のシンボルだった時代の日本の産物と、そう思えば好感持てなくもないけど、私には私なりの趣味があるわけで。

 バイブローラは、すこぶる良いです。ビグスビーよりも反応が敏感で、軽く触っただけでダウンする。世間的な評判がよろしくないから今まで手を出さなかったけど、やっぱり自分で使ってみないと「自分にとっての」良し悪しというのは分からないものです。楽器の部品は、構造がシンプルな程良い。それが基本ですかねやっぱり。

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 演奏内容の方は、前回のエアジンと共通のダサさがあってアレだ。SGは、けして弾きにくいエレキじゃないんだけど、なぜかモタモタ感が出てしまうな。なんでかな?ともかく、オリジナルPUでの録音は今回で〆にして、改造に着手しようと思ってます。


作例その2;

■ギターは、
Guyatone LG-880"MARROLY"
YAMAHA SJ-500
YAMAHA STH-500R
の3本。
アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1

■出だしの6弦リフ〜サイドGはマロリー
■最初のリードはSJ-500
■2番目のリードはマロリー
■スライドはSTH-500R

■マロリーのPUポジションはリード/サイドともにFで、ギター側のV/Tを
 Vol.TONE
サイド半分フル
リードフル目盛2くらい

という風に設定。

■それでトーンベンダーを、
 TONESUSTAIN
サイド/リード共通9時ゼロ

■YAMAHA SJ-500のPUポジションはF
■クリーン・トーン

■スライド・STH-500Rにはロシア製SMALL STONEを掛けてます。設定は、
COLORRATE
off5時

■ベースはYAMAHA SB-800S
■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■コントロールの設定は、
F-VolR-VolTONE
フルゼロフル

■ドラムは、
スネアがKORG WAVEDRUM ORIENTAL
タンバリンがKORG WAVEDRUM Mini
それ以外のパーツは打ち込み(ソフト・シンセ/Sampletank XL)

■2012年4月2日+3日+20日録音

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 サウンド・シティのSUPA TONEBENDERは、どばっと歪ませるためのペダルとしては非常に良いものだと思います。ただまあ、それ以外の使い道はない。ギター側のボリュームを絞って加減するとか、そういう使い方も出来ない。SUSTAINツマミ=歪み量の調整なんだけど、これをゼロにしても歪むのだな。
 このペダルを使う人は細かいコントロールとかは求めてないかもで、それはそれで全然オーケーだけど、ここではあえて「SUPA TONEBENDERをなるたけ歪ませない」使い方を試みてみました。SUSTAINをゼロにして、ギターのVol.を半分に。しかしそれでも、かなり歪みました。

 ギターのトーンの設定には反応します。マロリーの、トーンを絞ったポーポー音でリードを弾いてみましたけど、これはなかなか良い音だと思います。

 スライド・ギターはクリーン・トーンですが、フェイザーを掛けてます。音程が揺れるスライドに、コーラス的な要素もあるエレハモのフェイザー。イマイチ意図のよく分からない組合せではありました。

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 ドラム・セットにはKORG WAVEDRUM ORIENTALを混ぜてあります。WAVEDRUMはMIDIコントロールできない楽器なので録音手順は生楽器と同様になります。
 始めに、スネアも含め、全て打ち込みでおおまかにドラム・パートを作って、あとからスネアをWAVEDRUMに差し替えつつ、打ち込みのキックとシンバルも作り直していく、という作業手順。
全てを打ち込みで作るよりも、ずっと楽というか、作業が楽しい☆
自分、打ち込みドラムを作るのはかなり嫌いな作業だったので、WAVEDRUMを導入して大正解です。

 作業時間が短縮できてるかどうかは分かりません。タンバリンの連打とかスネアのフラムとかを打ち込みで作るのはメンドウな事だから、とりあえずその点ではずっと楽に作業できてるに違いない。しかしそういったような事よりも、「集中力と体力・気力の兼ね合い」という点で、ギターの録音なら6時間連続作業とかでも普通に出来るのに、打ち込みという作業、つまり
・マウスとキーボードを操作しながら、
・パソコンのモニターを見ながら、
・ちょっと作っては聴き直し作り直し。
という作業を何時間も続けるのは、私にとっては苦痛でしかない。スネアだけでも、楽器として扱えるパーツが1つ混ざると、その苦痛が大幅に緩和される。WAVEDRUM、素晴らしいです。


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