(お別れ録音)Teisco DG-67、2012年7月

2012/10/01
(改)2017/10/23


 Teisco DG-67は1966年12月頃に発売開始されたモデル。その翌67年1月、テスコは倒産します。

 ボディは内部に空洞のあるホロウ構造(厚さはソリッド・エレキ並みの約38mm)。ボディ・エッヂはセル巻きされ、ジャーマン・カーヴが施されている。トレモロ・ユニットの設置位置は一段低く彫り下げられている。ネック材は漂白されたように白いメイプル。ハカランダかも知れないローズウッド指板もセル巻きされ、セルロイドのブロック・マーカーがインレイされる。ヘッドはローズウッドのツキ板で補強・装飾されている。

 こういった仕様ですから製造工程が多く、他のモデルと同じようにパカパカ量産するのは難しかったのではなかろうか?そして発売後間もなくテスコは倒産し、カワイの工場はこのモデルの生産を引き継がなかった(と思う)。そのためDG-67の生産数はかなり少なく、テスコの中でもレア度の高いモデルの一つとなっております。

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作例その1;

■DG-67は3パート。
PUポジションTone
L ch.FFull
CenterMixFull
R ch.R2くらい

・アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1
・エフェクターなし/クリーン・トーン。

■ベースはYAMAHA SB-800S
・コントロール設定は
F-VolR-VolTone
10010

ART DUAL MPM-AUDIO FireWire 410という接続で卓直。
・DUAL MPの設定は
INPUTOUTPUT 
3時半10時High Z Inputを使用

PUフェンスのネック側で弾いてます。

■ドラムの、スネアはKORG WAVEDRUM ORIENTAL
・その他のパーツは打ち込み。

■2012年7月13,14日/9月8,17日録音

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 DG-67は手間ひま掛けて作られたレア・モデル。しかしそのわりにはこれといった特徴のないエレキのようでもあります。だからなのか、中古市場での人気もそれほど高くないみたい。弾きやすさ的な事に関しても、せいぜいテスコ以上グレコ未満レベル。実際のところはテスコ並み。当コーナー的には、こういうエレキが一番扱いに困るというか、どういう題材と組み合わせたら良いか悩まされます。いろいろ考えるのも面倒なのでGiant Steps

 演奏内容面については前回同様ダサいんで、とくに云々すべき事はありません。テーマ(1〜2 verse)を変拍子風にしたのが前回とは異なる点。

 長3度上への転調の連続を一塊りのユニットとして捉えられたら面白いかなと考え、こういう風にしてみたのですが、効果の有無は今のところよく分かりません。3 verse以降は普通に4拍子。7〜8 verseで再び変拍子にしてソロ・パートを弾いてますけど、これはちょっとないかなと思う。5〜6 verseのドミナント7を増5にしたのは前回同様。


作例その2;

■これもギターはDG-67だけの3パートで、全てにエフェクターを掛けてます。
PUポジションエフェクター
L ch.FBOSS CS-2
CenterMixGuyatone PS-019
R ch.FBOSS TW-1

・エフェクターの設定は;
BOSS CS-2 Compression Sustiner
ATTACKSUSTAIN
FullFull

Guyatone PS-019 PHASE SHIFTER
RATEDEPTHRESONANCE
CenterCenterCenter

BOSS TW-1 T Wah
SENSPEAKDRIVE
FullFullUP

・アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1


■ベースはYAMAHA SB-800S
・コントロール設定は
F-VolR-VolTone
10105

ART DUAL MPM-AUDIO FireWire 410という接続で卓直。
・DUAL MPの設定は
INPUTOUTPUT 
3時半12時半High Z Inputを使用

PUフェンスのブリッジ側で弾いてます。

■ドラムの、スネアはKORG WAVEDRUM ORIENTAL
・その他のパーツは打ち込み。

■2012年7月10日/9月6,16日録音

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 当コーナーでは定番ネタになりつつあるAiregin。何でこの曲ばかり何度も取り上げるかというと、私はフェイザーを多数所有しているのですが、これもあらかたは売却する予定で、その前に全てのフェイザーの比較試聴用サンプル・サウンドを作っておきたい。比較用であるならネタは統一すべきであろうから、それを現在選定中。AireginとGiant Stepsはその候補で、どういうアレンジにすべきかを試行中。
 フェイザーを比較するための曲なのだから、フェイザーの特徴がよく現れるような素材である事が望ましいのは当然の事として、もう一つ、同じ曲、同じアレンジを30回以上弾く事になる私が途中で飽きなさそうなネタを選ぶってのも大事な要件なのですねこの場合。AireginとGiant Stepsはその点、ギターの練習も兼ねてくれるであろうから良いと思う。

 Giant Stepsは概ねこんな感じでいく予定だけど、今回のアレンジではまだダメ。Aireginは、今回のでほぼOKだと思う。やはりこの曲は今回くらいのテンポが下限で、小気味よく弾き倒していくのが似合うのかなあ。ソロ部分がダサいのはべつにどーでもいいと思います。この先30回サンプル・ファイルを作れば、そのうち良くなるでしょう。それより問題なのは、グルーヴがお祭りワッショイみたいにピョンコピョンコ跳ねてる件である。
 自分的にはもっと重心の低い、地を這うようなノリ方にしたかったんだけど、今回のは失敗。ベースで隙間を埋めすぎたからかも。録音の順番が、ギターの後にベースだった。そうなると、ギターの至らなさをベースでフォローしたいという意識が働いてしまう。
 ベースにフォローさせるという作戦に問題はないと思うけど、その手法が、「隙間を埋める」的なやり方ではイマイチよろしくないみたい。ではどうしたら良いのか?というのは、今のところ思い付けないです。

 バッキング・パートにフェイザーを掛けたのは、これがフェイザー比較シリーズ用の試作品だからだけど、リードにもエフェクターを掛けたのは、先にも述べたようにDG-67はこれといった特徴のないエレキであるから、じゃあまあエフェクターでも掛けておきましょうか程度の理由からそうしたまでの事です。
 コンプとタッチ・ワウは両方ともパラメータをフルアップしてますけど、これはDG-67の出力が低かったから。DG-67のPUがとくべつ低ゲインなのではなく、レストア後のセッティングがテキトーだったため、PUと弦の距離が遠かったのですね。といっとような事に気が付くのも録音作業を始めてからという段取りの悪さは相変わらずで、だったらPUの高さ調整をしたら良さそうなものですけど、なんかそれが面倒くさいという。実際のところ音的には、エフェクターのパラメータ全開でOKだったわけで、ならべつにいいかなと。

 今回の2ファイルは、Aireginの方を先に録音してます(7月10日。その3日後にGiant Steps)。その3日間にDG-67を再調整したので、Giant Stepsを録った時のPU高は適正なものでした。作業手順がチグハグですよねえ。

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 1990年代の頃には妙なプレミア価格が付けられていたBOSS TW-1ですけど、2005年あたりを境に人気凋落しましたね。でも私は、これはけっこう良いと思ってます。なぜか妙に使いやすい。定番の音とは少し違うので、カッティングに用いるのは不向きかも。ノイズ混じりで歪みっぽいんだけど、それが魅力なのでもあります。


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