これはゼンオン ZES-70に用いられていたブリッジです。PUはテスコのコピーとして名高いものですが、ブリッジの方はグヤトーンの物まねでございます。

形状はグヤのものに比べ全体に直線的で、弦間は約10mm(と手元の記録メモには記されている)
グヤのブリッジは弦間約8.8mm(1〜6弦が約44mm)という極端なナロー・ピッチですが、ゼンオンはその点ではわりと普通の寸法となっております。


サドル各弦の位置は固定で、3弦=巻弦のセットに対して最適化されてます。この点もグヤと同様(というか60年代日本製エレキに共通の仕様)。


サドルを乗せるナットは凸型で、これもたぶんグヤを参考にしてこの形状にしたのではないかと思うのですが、段差あり凸というのも意味不明な形状ですから、ゼンオンの方では「どうしてここに凸ナットが使われているか?」を理解してなかったも知れないですね。なんですけど、

★どのみち凸ナットなんてものは(本家モズを含め)痛い仕様
★裏返して使えばOK!

2007/02/02
(改)2009/12/11



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