テスコのホロー・ボディの機種に使われているトレモロ・ユニットです。ギタマガの最初のテスコ特集で、テール部分の形状からが「キツネの顔型テールピース」と命名されたもので(14ページ)、当サイトでもその呼称に従います。 トレモロ・ユニットとしてはモズ式と同じもので、それを箱エレキに載せやすいようテールピースを伸ばしたもの。BigsbyのB-5/B-6の関係と同じですね。製造時期によるバージョン違いが3通りあるのもモズ式と同じ。このページのものは最初期型です。 テスコのホロー・ボディ用トレモロ・ユニットは種類が少なく、このキツネ・トレモロと、ベガス・シリーズやMay Queenに用いられたVegas-Trmの2種類しかありません。 使われ始めたのは1966年だと思います(今のところ資料に基づいて辿れるのはEP-200Lが発売された1966年まで)。それより以前のテスコ製ハコ・エレキは全てトレモロ無しだったという事になります。しかし67年のカタログに載ってるハコ・エレキは全てトレモロ付き。
固定のための木ネジはテール部分に3本(小)/ボディ表面に3本(大)の、都合6本を用います。
その他の機能・構造に関する内容はモズ式と同じなので、そちらを参照して下さい。 2007/03/16 |