Teisco BR68 *当サイトでのテスコのブリッジの呼び名について

1968年製と思われるV-2に使われているブリッジです。

概ねBR66と同じようなものなんですが、2点吊り下げに変更されているのが大きな違い。
ネジは全てマイナス頭。



ボディに固定するための金具は板材を打ち抜き・折り曲げ形成したもので、BR66より「しっかりしてそう」というか「頼れる感じがする」というか(BR66の台座金具は、ボディ表面への密着具合がどうもしっくりしない場合があったり、木ネジが少しでも緩むとブリッジ位置がふにゃふにゃになったり等々、何かと問題が多いのでして)。



そんな訳でこのBR68は、BR66と比べブリッジの設計としてはかなり良くなっている(はず)なんですが、相変わらず、

吊り下げネジがノイズの発生源になる場合がある

のは、どうしたものかと。

吊り下げネジを通すL字(というかクランク)の部分が経年変化で「お辞儀をしちゃう」方向に変形して、底面の方の吊り下げネジの「受け」の穴にネジがちゃんと収まらなくなっているのが、ノイズ発生の原因ではないかと思われます。

これは既に手放してしまった楽器なので、正確には今さら確かめようが無く。2枚目の画像を見ると吊り下げネジが少し浮いているようなので、上記のような理由ではなかったかと推測。



2007/05/17


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