これは60年代末期のカワイ製品に載せられていたものです。Barnsブランドの製品に載せられてる事もあります。基本的に、
■カワイのエレキを製造したのは=遠州工芸(河合楽器浅田工場)
■Barnsのエレキを製造したのは=テスコ絃楽器
ですから、このパーツは両方の工場で用いられていたものなのですね。

カワイ製テスコの一部はテスコ絃楽器でも製造されてたらしいので、このトレモロ・ユニットの載せられてるカワイ製品はテスコ絃楽器製、だという可能性も一応はあります。


トレモロ・ユニットとしての基本的な構造はフェンダーのジャガー/ジャズマスターのユニット等(フローティング・トレモロ)と同じものですが、

バネを2本使うのがこの製品独自の設計ポイント。バネのテンションは弱めです。

まぁバネが2本だと何か良いような事があるわけでもなく、これはパテント抵触を回避するための一工夫だったのかも知れません。

上部パネルはプレス加工で凸形状になっていて、それなりの高級感も醸し出されております。

2007/10/06
(改)2009/07/28



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