パールのエフェクターに使われていたノブ。
愛称は
はとポッポ(かなぁ……)



楽器用の物としてはかなりユニークというか、他に例もなさそうな形状で、「パールのエフェクター」の存在を強く印象づけるのに大きな役割を果たしていると申せましょう。パール製エフェクターの、見た目がかわいいという意見も、このノブであればこそ。

しかし実用品としては、回しづらいし視認性も良くないしで、これはあまり良いノブではありません。普通にMXRやボスのに似た形状のものを採用してくれていた方が、今から考えれば良かったように思えます。(僕は自分用のパールのノブをボス風のものに交換してみました)

ただパールのエフェクターが発売された1980年代初期の雰囲気って「進歩主義(みたいなもの)」が優勢だったといいますか、過去の製品の焼き直しや物まねではダメだみたいな雰囲気もありましたから、製品の内容はもとより、見た目も「以前の製品とはちょっと違うよ!」っていうアピールが必要とされていた故の、このノブの形状かとも思え。

現在(21世紀初頭)は「中身はデジタルだが、得られる効果はもとより外観も、なるたけ過去の製品の真似をする」という方向が優勢で、つまり四半世紀前とは真逆の状態になっているわけです。

2007/01/06


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