60年代後半の、主に中堅クラス以下の製品(LG-130TLG-140TLG-120T等々)に用いられてるノブです。
いつの頃から使われ始めたのか正確には分かりませんが、上記モデルはいずれも1964年以降に発売されたものですので、とりあえずこれをグヤの60年代後期型ノブと呼んでおこうかと思います。

ボリューム・ツマミの形を表す言い方に「薬瓶のフタ型」というのがありますが、このノブは形といい大きさといい材質の質感といい、まさに薬瓶のフタ。


前期型と比べ著しく簡素な仕様。側面には1〜10の数値がプリントされてます。


V or Tの表示は型抜き整形。文字の中には小さなボツボツがあります。

★質感を与えたかったのか?
★光の当たる角度によっては影が出来て、多少視認性が向上するという効果を狙ったのか?

よく分かりませんですね。


こちらはToneの方。1〜10の数値表示が無いバージョンもあるわけです。

V or Tの表示は、字形をオシャレしすぎて判読しづらくなってますが、とくに1〜10の数値表示が無い場合はV/Tの文字の「トガリ」がポンターの代わりになってくれる(のかな)。


重量は、わずか2g。

(改)2009/11/29



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