テスコのKシリーズやSMシリーズに用いられているPU ON/OFF用のスイッチのツマミです。 1966年以前に発売されたモデルのON/OFFスイッチは全て白いブランコ型ですが、66年以降の、少なくともソリッド・ボディのモデルに白ブランコが用いられる事はなく、白ブランコよりも信頼性・操作性が「多少まし」なスライド・スイッチが採用され始めます。そのスライド・スイッチのツマミとして用いられていたのが、この3色の樹脂パーツ。 機能的にはこの樹脂パーツがなくてもスライド・スイッチは操作可能なので、これは装飾目的のカバーみたいなものです。スライド・スイッチ採用の先達といえばフェンダー(ジャガー/1962年やムスタング/1964年)ですが、あちらはカバーなどは付けずにむき出しのまま。それでは済まされないのがテスコらしさ(かどうか)。 赤・白・黒の3色ありますが、赤が使われるのはK-3の"SOLO/RHYTHM"スイッチだけのような気がいたします。 |
断面は富士山型。スイッチへの固定はぎゅっと押し込んでいるだけで、接着剤等は使われていないと思います。それにしては結構しっかり固定されているもので、このツマミが欠品になっている例は案外少ないように思えます。 |
これはK-3L用のパネルです。K-4Lは4つともPUのON/OFFになりますが、PUが3つのK-3Lの場合は余った(?)一つをSOLO/RHYTHMの切替に用いています。
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2007/02/23 |