Guyatone SG-25T Julienに用いられていたペグです。
これはテスコが1966年からVegasシリーズ用のペグとして用い始めた通称デラックス・タイプと同じものだと思うのですが、もしかしたら寸法や細かい仕様は異なるのかも知れません。それはまだ確かめてないので、今のところは「グヤ用のペグ」って事にしておきます。

デラックスな感じがする（かも知れない）模様付きカバー。

しかし中身は旧態依然たるもの。
・ポストは灯台型
・ヘッドに取り付けるためのネジの位置はインライン型
要するに、このタイプのペグと同じものです。それにカバーを被せただけでデラックスを称するとは片腹痛いわ。

まあカバーのある分サビやホコリでヤレる度合いは少ないから、耐久性は多少向上してると言えなくはないかも知れません。

重さは24g（ブッシュ含まず）

ブッシュは金属製。テスコの方でも（グヤのとは形状は異なりますが）金属製ブッシュが用いられてます。このペグに樹脂ブッシュを組み合わせた例は無いと思う。
ペグの精度・耐久性を向上させるにはギア部分にカバーを被せるよりも、ブッシュを金属製にする事の方が益する度合いが大きいように思えます。

テスコのVegasシリーズが発売された66年はヤマハ製エレキの販売が開始された年でもありますが、ヤマハのブッシュは最初から全て金属製。ですので、
「日本製エレキのブッシュが樹脂製から金属製に切り替わったのは概ね1966年」
と言えるのではないかと思います。

2010/04/23