YAMAHA SB-500sのピックアップです。

一見幅広の高出力タイプのピックアップのようですが、そいつは見かけ倒し……。

中身は普通のジャズベース・タイプです。なんでわざわざ、こんなカバーをあつらえたのでしょう。 この時期のYAMAHAの他の製品、たとえばBBなどと較べ、エレキのPUとしてごく普通の作りのものです。同じ会社の製品とも思えませんね。 型番はフロントがS-III1、リアがS-IVとなっておりまして、SBシリーズの最高級機種、スルー・ネックのSB-1200Sも（カタログによりますと）同じものが載せられています。 SBシリーズは一面とても魅力的な製品でもあったのですが、どうも開発途上のまま生産が打ち切られてしまったような印象があります。BBをPJ配列にする事で、不要になったジャズベース・スタイルの製品ラインナップは消してしまう、というのは合理的な判断ですけれど、ちょっと残念だったような気もいたします。

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