YAMAHA SJシリーズのリア・ポジション用PUです。SJ-800/500共通で、型番はJ-1

SCシリーズ用のPUが高域抑え目/中域太めな音であるのに対して、SJシリーズ用の方はかなり高域を強調したPUだと思います。
SJシリーズはフェンダー・テレキャスターのフェイクというかモダン化したテレみたいな製品ですが、ボディの用材はトップがメイプル/バックがアルダーのラミネイトなので、アッシュorアルダー1ピースのテレキャスよりも重たい。ブリッジもダイキャスト製のガッチリした作りのもの。ですのでSJはオリジナルのテレキャスと比べ、

・暴れない、まとまりの良い音。サスティンも長め。
・悪く言えば立ち上がりが遅く抜けの悪い音。

という基礎キャラを持ってます。そんなSJのボディで、しかしリアPUではやはりオリジナル・テレでカッティングする時のジャキジャキな音を出したいとしたら、とりあえず高域とアタックを耳に痛いくらいに強調しとこうかという、そういう方針の設計になるかも知れませんですね。


ボビンはナイロン製。コイルを保護するため(なのか?)黄色いビニール・テープが巻かれてます。いやべつにビニテでぜんぜんOKなんでしょうけれど、やっぱりなんかトムソンみたいかなあって


出力線はボビンと一体化したラグに取り付けられてます。

ポール・ピース=マグネットなんですが、オリジナル・テレのより長いかも。


(改)2009/12/**
(改)2010/03/16



inserted by FC2 system