Harmonyの"Rocket"など、多少「高級な方のモデル」に載せられている事が多い(と思う)DeArmondのPUです。
ちょっと高級なだけあってポールピースは各弦独立して調整可能。また専用エスカッションがあり高さの調整も可能。

外寸は74×26×9mmで、こちらの製品とほぼ共通。厚さが少し違うだけです。
直流抵抗値は7.5kΩ。9.2kもあるこちらよりかなり低いですが、ストラトの標準6.5kよりは大きい。テレキャスターのリアが7.5k前後のようです。

高さ調整用には「コイルばね」ではなく「板ばね」が用いられています。

高さ調整用ネジの先端の割ピンは(PUの高さを下げすぎた場合の)脱落防止用のためのもの。また板ばねとPUの固定にも割ピンが用いられてます。

その割ピン、片方が欠品です。

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2013年12月追記;

このPU、2005年頃に入手していらいYAMAHA AE-2000のフロントに載せてましたが、2013年12月にYAMAHA SJ-500のフロントに移植する事にしました。

エスカッションが付いたままだとSJ-500には付けられないので、(もともと割ピンが片方欠品だった事もあり)エスカッションから取り外し、ボディ直付け用の支柱を自作し、それで固定する事にしました。

厚さ0.5mmの真鍮板を折り曲げただけの簡易な支柱で、高さ調整は不可。しかしSJ-500に載せる場合のベスト・ポジションは、
「PU上面がボディ表面とほぼツラ位置」
でたぶん間違いないので、細かな高さ調整をする必要はないはず。ポールピースはアジャスト出来るのですし。

台座とPUは直径2mm、長さ12mmの超低頭ネジを用いて固定してます。

折角だからPUカバーを外して中を見たかったのですが、ワイヤーがキッチキチに詰まってて、すんなり外れる状態ではなかったです。無理にコジって断線でもさせたら大変ですから、それは諦めました。ポールピースは磁性体ではない、というのだけは確認。

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2015年1月追記;

このPUをYAMAHA SJ-500に載せるのは止めて、YAMAHA STH-500RのフロントPUとして用いる事にしました。SJで鳴らしてみたら、なんかビックリするくらい良くなかったのです。AEに載せてた時は素晴らしい音だったのに。そしてSTHに載せてみたら、やはりとても良い音です。SJとは相性が悪かったみたいですね。

なんですけどもしかしたら、SJにはオリジナルのエスカッションを外してボディに直付けした。それが悪かったのかなという気もします。STH-500Rに載せ直す際にはエスカッションを組み立て直し、それでとても良い音になってる。ボディに直付けが良くなかったというより、このPUは、高さ調整のための板バネと組合わさってないといけないものなのかも知れません。

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(改)2013/12/23
(改)2015/01/11



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