このPUは
・ダンエレクトロ・ロングホーン風のPhantomシリーズ
・丸穴フルアコのM-26"Michelle"
・モズライト・コピー(というかフェイク)のV-2
等に載せられたPUです。上記の製品は全て、カワイによるテスコ買収以降(1967年)のものですね。これらの中で最も人気の高い製品はPhantomじゃないかと思うので、当サイトではこのPUをPhantom-PUと通称する事にします。


バック・プレートはMJ-PU等と共通ですが、直流抵抗値は5.3kΩで(Michelleのものを測定)、MJ-PUの6.3kΩよりも小さいです。ストラトのPU(6kΩ弱)よりも小さいですね。
出力線はホット/コールド/アースをばらばらに出す式。


バー・マグネット風のポールピースは「なんちゃって」なのか、それともちゃんとポールピースとして機能してるのかどうかについては、現在調査中。

ポールピースの高さは1/6弦が低く、3/4弦は高くなるように設置されてますね。


これはV-2に用いられていたパーツで、一見したところエスカッションみたいに思えますが、このパーツにはPUをボディに固定するための機能はありません。「お飾り」みたいなものです。

V-2はフラット・トップですが、PhantomやMichelleなどラウンド・トップの製品にマウントする際はSM-PUと同じこのエスカッションを用います。

2007/02/09
(改)2009/01/09
(改)2010/04/26



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