テスコSpectrum 5のPUです。 オリジナルではなく、近年の再生産ものです。 |
テスコの樹脂カバーのPUは、(ラップ・スティールのものを除いて)1964年頃にごく短期間採用された軍艦PUとこのスペクトラム用のみ。樹脂ケースのテスコPUは「けっこう珍しい」という事になりそうです。 グヤトーンはわりと初期のもの以外は樹脂ケースの方が主流だった(と思う。しかもその初期型も白くペイントして金属感を隠そうとしたとも思える仕様のもあり)。こういうのは「社風の違い」みたいなもの、なんでしょうかねぇ。 あるいはテスコの方ではプラスチックの型ものを作るのがおっくうで、金属型抜きの方が都合がよい事情があったとか? |
スプリット型の利点を生かして、極性をS-Nに分けノイズ対策を狙っています……なんですが、この個体はスペクトラム5ではなくこっち系に載っていたものです。オリジナルのスペクトラム5でもこういう極性の組合せ方が利用されていたかどうかは不明。ちなみに再生産スペクトラム5の方のPU裏面には、こういうマジック書きはありませんでした。 カバーの固定方法は(内部に接着剤が少々使われていますが)、ベースプレートに対して少しだけ小振りに作ってあるカバーをギュっと押し込む、その摩擦で支えている部分も大きそう。ポールピース用の「窓」などの各部寸法もかなりタイトに作ってあります。 だからなのか、これ近年の再生産品であるにもかかわらず既にうっすらと亀裂が発生しております。 |
各部寸法です。測定の精度は+/- 1mm程度だと思ってください。またカバーの変形などがある場合には個体差も大きくなるものです。 採寸したのは「リプレイス目的でピックガードやエスカッションを自作する際の便利のため」が主目的ですので、とくに外寸に対しては、誤差が出たとしても「どちらかというと大きめ」な方に転ぶような数値の取り方をしております。 |
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