Gyatone LG-150Tに用いられているピックアップです。





外見は「フェンダー式シングルPUを多少ファットにしたようなもの」ぐらいにしか思えませんが、中身は全然別物でした。




樹脂製カバーを外したところ。フェンダー・ジャガーのPUとよく似た「ギザギザの歯」が隠されておりました(参考)。

ただフェンダーの方の「ギザギザ」はもっと弦に近い位置まで伸びてるものであるし、各弦毎に形状が違えてあるし。
グヤの「ギザギザ」はフェンダーとはかなり別物のように思えます。




シャープ・ファイブのPUはこの「ギザギザ」を隠すことなく露出させてますけど、LG-150Tは一応モズライト・コピー(フェイク)な製品です。モズ・シェイプのボディにギザギザPUを載せて、モズとジャガーのあからさまな「あいのこ(混血)」エレキが出来上がっても、それはそれで別にかまわないというか、むしろ70年代以降に盛んになる「エレキ改造趣味」「エレキ改造マニア」にとって、

混血萌え

は基本的なテーマだったりするわけでこういうのとか?、しかし「それはやりすぎ」というのが60年代末の時点でのグヤさんの判断(だったのか?)。




マグネットはバーマグで、ポールピースはその上に乗せられてる(半透明樹脂パーツで軽く固定されてる)、小さなボタン状の部品です。

こういう構造もジャガーPUと同じかどうか、僕はジャガーPUの中身は知りませんが、ジャガーPUのポールピースはPUの高さ分だけある、つまりストラトと同じだと思います。




底面にPU固定と高さ調整を補助するため(と思われる)茶色いスポンジを貼るのはこれより以前の製品と同じやり方です。

2007/09/15



inserted by FC2 system