Ravenという60年代末マイナー泡沫系ブランドのエレキに載せられていたPUです。 リットーのビザール本には、このエレキのパーツ違いバージョンが掲載されており(67ページ)、「マツモクで製作されたらしい」と紹介されてます。
Ravenのボディはシンライン・フルアコ(支柱あり)ですが、PUはボディに直接ネジ止めされてます。カバーを取り外すと「薄い和紙に包まれた美味しそうな何か」が出現。 この和紙は剥がしてみなかったので、更に内部はどうなってるかは分かりませんが、マグネットは多分バー・タイプだと思う。
なんちゃってポール・ピースを裏面から観察。「テープでピっと」固定しただけ。
ボディへはコルク板(ずさんカット)を介して直接マウント。高さ調整機能なんてものはありません。 しかし、フルアコ・ボディの表面にPUをネジ止めですから、 それとこのPUはピッキング・ニュアンスを良く拾う方だったようにも思えるのですが、それはPUの性質というよりも「箱ボディにPUを直接ネジ止め方式」ならではの効果、だったのかも知れません。
2010/03/16 |