2004/01/07(その3)


場内、この日僕の座った位置からの撮影。定式幕が歌舞伎座と同じ色の組み合わせですね・・・って当たり前と思われるかも知れませんが、江戸の昔には座が違えば幕の色も違ったものなんだそうでして。

この日の出し物「浮世柄」と「戻橋」は、どちらも両花道を使いますので、上手側に仮設の花道が設けられています。ちょっと細いんですね。




下手側のいつもの花道。フットライトが二列あります(歌舞伎座は舞台側の一列のみ)。




こちらは仮設の花道。ちなみに江戸時代は両花道を常設するのがしばい小屋の標準仕様だったみたいです。

国立劇場は歌舞伎座よりも、舞台の間口は少しだけ狭く客席も小さいので、見やすいってのは良いです。ちなみに切符も若干割安。学割もあります。天井や壁面の形状もいかにも近代的なホールって感じで・・・しかも、桟敷席がございませんナ!




一階ロビーにはこんな看板が。

狂言の荒筋が書かれてるんですが、これを読むと「戻橋」ではどうも芝翫さんが宙乗りをするんだようにも思えるような事が書いてあって、どうだかなとは思ったんですが、やはり(当然と言うべきか)芝翫さんの宙乗りなんてなかったです。
でも見る前にこれ読んで、ちょっとは期待しちゃったんで。こっちはものを知らないってのもありますけれど、あんまり紛らわしいような事は書かないで頂きたいナと。


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