2004/01/24(その1)

ここが歌舞伎座の天井桟敷、舞台から一番遠いところ、場内の隅っこ、四階席すなわち一幕見の座席でございます。座席は二列のみ、その後に立ち見用のスペース……狭っ苦しい場所でございますヨ。小屋の天井が頭のすぐ上なんで圧迫感もあります。

カメラの感度を上げて撮影したので明るく見えますが、ホントはもっと薄暗いんです。

この日のチラシ等はこちら
舞台なんざすり鉢の底を覗くようなもんでして、……っていうのも大げさで、だいたい歌舞伎座はそんなにデカい小屋ではないですから、まぁここでもそれなりに楽しめます。三階席の一番後の方で見るくらいだったらこっちの方が気軽で良いかもわかりません。花道の見やすい場所もあります(四階の特等席)。

ただ致命的なのは、大道具がせり上がってその上で役者が何かするような狂言だと、舞台の庇に視界が遮られて肝心の役者が見えないんですね。だから例えば石川五右衛門が「絶景かナ」とかやる、ああいうのをここで見たとしたら相当ヘコむ事になりますんで、そういう出し物の時はがんばって三階より下で見るしかないですね。


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