2004/10/29
地下鉄南北線市ヶ谷駅の構内にて。
人通りもほとんどまばらな週末金曜日の23時頃。 =G4 wide=




ここに「江戸歴史散歩コーナー」というのがございます。




旧江戸城外濠の石垣がお出迎え。地下鉄の駅構内にいきなり石垣が露出しているというのも、なかなかインパクトのある展示でございます。案内の看板によると、

 南北線工事で、江戸城外堀の遺跡が多数出土しました。このコーナーにはこれらの遺跡とともに市ヶ谷駅付近の変遷、江戸時代の土木技術等を展示いたしました。
 地下鉄をご利用のお客様をはじめ、地域の皆様にとって憩いの場としてご利用いただければ幸いに存じます。        1996年3月


とのこと。鉄道会社というのも、なかなか小洒落たことをやってくれますねぇ。

まぁ展示コーナーといっても特に広いわけでもなく、展示内容も土木関連ということで「石垣の基礎工事の修復跡」とか「木製の水道管」等々であるのは地味というか専門的というか、まぁ「憩いの場としてご利用」というのは、どうかな……ですが用事の行き帰りにでも、無料で気軽に見物出来るという点は素晴らしい。

壁面には地下鉄工事で発掘されたものの解説を中心に、それと関連して古地図や屏風絵の複製などが展示されています。床一面に大きく拡大された古地図は安政6年のもの(らしい)。その真ん中に「市ヶ谷駅周辺現況模型 縮尺1:500」というのが置かれています。



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