2005/03/24(その9)
小ぎれいに生まれ変わった靖国神社を象徴する(と僕が勝手に思ってる)物件がこれ、「遊就館」。=G4 wide=



昭和6年(1931)竣工。設計は伊東忠太、他。
”遊びに就く”という名は社交場を連想させるが、実は武器・戦利品を集めた博物館である。この建物の起源は古い。明治15年、イタリア人建築家カペレッティの手になるものが最初だが、関東大震災で崩壊。後に伊東忠太設計の現建築が立てられた。戦後一時期、いかなる経緯からか、富国生命が所有していた。***東京建築探偵団著『建築探偵術入門』(文春文庫)より


とのことで、僕が子供の頃には、その「富国生命」の看板が付けられたままの、まぁいっちゃ悪いが化け物屋敷のような薄気味の悪い建物で、太平洋戦争で使われた兵器がこの前庭に屋外展示(というか野ざらし・雨ざらし)になっていたのですが、それがこんなに綺麗になっちゃって……。

正面右手の方にはガラス張りの展示室が設けられ、以前は屋外展示されていた兵器は、その中に入れられたようです。 =G4 wide=



前庭にはこういう記念碑のようなものや……=G4 wide=



これはビルマだったか、南方戦線の兵士の遺品を集めたもの、だったと思います。=G4 wide=



これは江戸時代の大砲。=G4 wide=


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