2008/10/30(その3)

浅草演芸ホールは2階席もあります。傾斜はかなりキツい。

舞台上では奇術が上演中。


上手側の壁には朱塗りの欄干で囲われた一画があって、桟敷席になってるんだっけか、椅子もあったんだか(記憶曖昧)。後方は広い床になっていて、ここに寝っ転がって見物(あるいは居眠り)してる人もいます(画像では暗くて見えにくいかも知れませんが)。

寄席を楽しむ姿勢としては、これが最も「正調」であるとかなんとか。


一階はほぼ満席、二階も半分くらいは埋まってるから、一見したところ客足は上々のようですけど、聞いた話しによると、ご見物の半分くらいは私と同じようなタダ券組なんだとか。

それが本当かどうかは分かりませんけど、少なくとも場内の雰囲気は、20年前とは全然違ってますね。熱気というものが皆無。温度感が低くて、空気が氷ってます。
もちろん噺家さんが何か面白いことを言えば普通に客席は湧きますけど、ひとしきり笑った後は静まりかえる。また笑って→静まりかえる→その繰り返し。
人が大勢集まっれば必ず生じるガサゴソした空気がない。これは不思議だ。


2階席後方の壁。トタン板かな?


 



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