マイク用防湿ケース

ナカバヤシ DB-27L-N
2013年11月購入。

 カメラのアクセサリー専門のメーカー、ナカバヤシの他にはハクバとかが有名ですけど、そういう会社はカメラを保管するための防湿ケースも扱ってます。とはいえカメラにしか使えないのではなく、シケらせたくない物なら乾物でもなんでも入れとけます。それで私はマイク用としてこれを購入。

 2013年10月にMXL R144を購入したのですが、リボン・マイクを保管する際はリボン(アルミ箔)が地面に垂直になるよう立てておく必要がある。そうしないと不具合が発生するのだそうです。ところがR144に付属の専用ケースではその保管法が不可なので、何かしら工夫する必要がある。それと、リボンに限らず大抵のマイクにとっては湿度もよろしくないものなので、だったらこの際、他のマイクも一まとめに入れておけるくらい大きめの防湿ケースをナニいたしましょう。という事で容量27リットルの防湿ケースを購入しました。

 このケースに間仕切り等の付属品は一切ありませんので、マイク用とするには工作をする必要があります。現状は↑こんな感じ。ケースの底面に厚さ5mmのスポンジ・シートを貼り、その上にマイク支持用の穴開け加工したウレタン・ブロックを両面テープで貼ってます。
MXL R144×2
MXL 600×2
RCA BK-5B
Oktava MK-319
あと、隙間にAudix D-4を転がして都合7本、現在私が所有してるほぼ全てのマイク+ショックマウント等の付属品を入れる事が出来ました。
 更に残りの隙間には乾燥剤を適宜詰め込んであるんですけど、写真的には目障りなので、撮影時は取り除けてます。ケースの左側面にある白くて丸い物は湿度計。

(ちなみにAudix D-1は常時ギター・アンプの前に置きっぱ。それとSOUNGKING SKEC011とSENNHEISER MD441Uは売却する予定なので、このケースの中にそれ用のスペースは設けてません。)

 今まではこれらの全てをそれぞれ別のケースに入れ、付属品も散在してと、少々始末に悪い状態だった。マイクって意外にかさばる物なんですよね。専用ケースは緩衝材を分厚く入れてる布団むしみたいなもので、本体の数倍も大きくなってしまってるし。そういったゴチャゴチャが一個所にまとまり、しかも湿気等の心配も少なくなった(はず)、これはなかなか気分が良いです。

 リボン・マイク3本。厚さ4cmのウレタン・ブロックにR144の胴体より数mm細い穴を開け、そこに差し込んでます。RCA BK-5Bは、この状態でリボンが垂直。

 コンデンサー・マイクも念のためというかついでというか、ダイアフラムが地面に垂直になるようにしてあります。

 なお、ウレタン・ブロックに丸穴を開ける加工は電動糸ノコを用いました。切断面は概ねきれいで、ボロボロ崩れてきたりはしませんです。
 私はギターの改造等も行うためそういう工具を持ってるので、こういう工作にも難儀しませんけど、手作業でするとしたら多分すごく大変。東急ハンズ等の、加工サービスもあるDIYショップなら、スポンジ類への穴開け加工もやってくれるかもです。

 ちなみに、防湿ケースのお値段はネット通販で¥2,500弱。スポンジ類が¥2,000くらい。合わせて5千円しなかった。スポンジ類は東急ハンズで買ったから、ちょっと割高だったかも知れません。

2013/11/08

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2013/11/16追記;

コンデンサー・マイクの支持方法を変更しました。

 穴開けしたウレタン・ブロックの替わりにコップを利用。コップというか、これは100均で買ったタンブラーの内側ですけど。サイズ的に、これがちょうど良かった。
 マイクを垂直に立てたいだけなのだから、こんなんでオーケーなんですね。ウレタンに穴開けなんて、面倒な工作をする必要はなかった。
 スペース的にも2本分置けるようになったので、SOUNGKING SKEC011は所有し続ける事にしました。これ、「売っていくらになるでなし」な品物で、ヤフオクに出したりするのはかえって面倒だったりもするから、こうなってくれて良かったです。

 コップの内側に帯状の5mm厚スポンジを貼って内径を調整してます。底面にも貼ってます。このように加工したコップを防湿ケースの底面と壁面に両面テープで固定。

(改)2013/11/16

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