Software instruments

 DAW内で用いるソフト音源です。全て2001年頃に購入したもので、バージョンが幾つとかはよく分かりません。あらためて調べてみる気力も湧かないくらい大昔の製品です。というか2013年現在、こんなのを自分の持ち物として紹介するのも恥さらしみたいなものですが、いかんせん、私のDAW環境が古すぎなのですな。

「MacOS9上のCubase VST 5.0で実用上とくに困らない。たかがレコーダーではないか。」

とか言ってアップデートを怠ってるうちに、私は浦島太郎と化してしまった。しかし現代に追い付くためには(あるいはCubase 5.0の不満点--とくにミキサー関連--を解消するには)ベラボウなお金がかかるので、まあ当分は現状維持でございます。

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NATIVE INSTRUMENTS B4

 ハモンド・オルガンのシミュレーター。インストールCDに2000年の日付あり。B4シリーズの最初の版だと思うのですが、よく分かりません。最新版はリバーブが付属してたりブレーキ機能があったりVOXやファルフィッサの音も出たりと、まあ色々ナニされてるわけですけど、概ねハモンドっぽい音を出すという事に限って言えば、この初期版で充分。最初から完成度が高いソフトウェアだったですね。

 全てのパラメータがCCで操作可能。アンプの歪み具合も調整可能。この歪みが、かなり良いと思う。自分が録るギターよりもカッコいい音になってしまうのがむしろ困りもの、というくらい良い。ただ「誰それの何々という曲で使われてるハモンドと全く同じ音を作りたい」みたいな、そこまでの細かいシミュレーション機能はないです。この点、最新版ではどうなんでしょうか?

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evp73(Emagic Vintage Piano 73)

 これはRhodes Pianoのシミュレーター。B4と違って、楽器外観の絵面があってMIDI受信すると鍵盤がカタカタ動くみたいな面白機能は無し。それはべつにかまわないんだけど、CCでコントロールできるはずの設定パラメータが無反応なのは困る。Cubaseとの相性が悪いのであろうか?曲中でトレモロをOn/Offしたい時に不便。
 それとアンプのシミュレーション機能も無し。B4と比べると、ずっとシンプルなソフトです。やはりローズも若干歪んでスプリング・リバーブ掛けて、という音にしないと「らしく」なってくれない。最近入手した
BOSS GT-10に通してみたらどうであろうか?そのうち試してみます。

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G Force M-Tron

これはメロトロン/Mellotronのシミュレータ。
(メロトロンとは何かを知らない人は
こちらを参照
 G Forceという会社の製品で、現在は大幅にバージョンアップされながら販売継続中。お値段はお手頃な方のソフトで、この初期バージョンもすごく安かった(はず)。私はべつにメロトロンの音なんて必要なかったのだけど、安さに釣られ興味本位で購入。しかしお安いせいだからなのか、極めて動作不安定なソフトです。

・パッチを選んでアタック&リリースを設定して、そしてエディット・ウィンドウを閉じると設定が全てデフォルトに戻ってしまう。笑えないけど笑っちゃうオマヌケ仕様。
・そこで一旦DAWを終了して立ち上げ直すと、先ほど消えた設定が復活してる。
・よしきた!っと勇んで再度エディット・ウィンドウを開くとDAWがフリーズしてしまう。

という、実にろくでもない代物です。なので、買ってすぐにうっちゃりました。当時、メロトロンのファンは激怒ってたのかもだけど、私にとっては不要品で、安かったから販売店に文句言う気も起きなかった。これを所有してる事自体、ついこないだまで忘れてたくらいですが、部屋の片づけをしてたらインストールCDを発見。そういえばこんなのも持ってたっけなあ的な。
 ところがここ数年、私の興味の範囲や好みの音は以前とは変化してて、一応これも試してみようと思った。そこで現在のDAW環境に再インストール。動作不安定なのは相変わらずですが、音はすごく良い。これってこんなに良い音だったっけ?と思うくらい、現在の私の好みに合ってます。といっても、良いなと思えるのはお約束のフルートとヴィブラフォンくらいのもので、しかし今のところはそれだけで充分。それと(実際に使う事はないかもだけど)自動伴奏のループも、なんだかすごく良い感じです。

 使い慣れてくれば、フリーズさせないコツも見つけられるかも知れない。見つけられないかも知れない。まあ、こまめにSaveすれば良いだけの話しですし、騙し仝使っていく感じでしょうか。

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IK Multimedia Sampletank

 IK Multimediaのソフトウェア・サンプラー。現在は無料版が配布されてます。ただしそれは「204音色で500MB」という事だから、なるほど無料版だという程度の音なのかも。私のは有料版です。けっこうなお値段でした。しかしこのソフトは基本、仮オケ要員くらいにしか使えません。有料版でも、まあその程度の音です。だったらCubaseに付属のGM音源でも良かったぽいですが、さすがにそちらは音ショボ過ぎで、仮オケと言えども完成予想像との差がありすぎるのは困りますから、なるたけまともな音源を使いたい。各パートの音量やパンを音源側で設定できたり出力を4系統に振り分けられるのも、仮オケを本チャンに置き換えていく過程では便利な機能で、だからつまりはこのソフトにも、充分な利用価値がございます。お別れ録音シリーズのドラムはほぼ全てこれですしね。

 アカイのCDを読み込む機能もあって、↑の画面に表示させてるのはその一例なんだけど、若干いたらない点がございます。まあ大昔のソフトに文句を付けるのもお門違いで、「いちいちアカイの本体を立ち上げなくてもどんな音だったかを確認できる」という使い方が出来るのだから、これもとても便利な機能です。

2013/06/24
(改)2014/09/27

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