thumb A5 copy、2016年9月、アームレストを付ける


(2016年9月26日撮影)

 フラット・マンドリンに右腕を乗せるためのアーム・レストを付けてる人は少数います。弾きやすさのためか、あるいは汗で楽器が傷むのを防ぐためか、理由は人それぞれでしょうけど、私は主に「弾きやすさ」のため。
 私の楽器の持ち方が、楽器に体重を預ける系なせいか、右腕の置き場所に対してはちょっと神経質かも知れません。だからMUSICMASTER BASSにも付けたし、ナイロン弦ギター用には既製品があるから、それも試してみたいと思ってる。  

 フラット・マンドリンにアームレストを付けるにはバイオリンのアゴ当て用の金具を使うらしい事は分かってたのだけど、それで本当に上手く固定できるのか、ちょっと不安。なので取りあえず中古のアゴ当てを買って、それを多少整形して付けてみました。

 やはり、フラット・マンドリンに対して最適な形状の金具ではないからイマイチな点があり、あまり強くは締め付けられず、少しコジると外れてしまいます。ですが腕の重みは楽器の外側から内側に向けて掛かるので、演奏中にズレたり外れたりはしません。

 色は怪しげなマダラで、まあコ汚いものなんですけど、杢の入った銘木を用いたように見えなくもない。

*)だったらいいなという話しです

 これ元は白っぽいツゲ材で、そのままでは本体に似合わないし、黒く塗り潰すと重すぎる。半透明の茶系ニスを均一に塗るのは時間が掛かる。今回のは使用感を確認するためだけの試作品みたいなものですから、手間暇かけてキレイに塗る必要などなく、だったら刷毛でわざとムラに塗り、それで何か骨董品っぽい質感を出せないものかをついでに試みたかっこう。

 弾きやすさに関しては、これ付けて正解。とても弾きやすくなりました。アゴ当てを少し整形しただけのものですから、縁(へり)がやや鋭角に盛り上がっており、ここが腕に当たって少し痛い。マンドリン用に最適な形に作り直せば、更に弾きやすくなる事でしょう。ただ、弾きやすい状態で練習を続ければ上達する度合もより大きくなり、

*)だったらいいなという話しですが

充分上手くなった頃にはもうアームレストなんて不要になってるかも、という気は少しします。見た目的には、ピックガードと対になる装備品が増えてバランスが良くなったと言えなくもない。軽歩兵が装甲を一枚余分に支給されて若干頼もしくなった風情。あってもなくてもいいようなものなら、ありの方を推しかな。長袖シャツを着る季節なら不要かもだけど、生腕を出す季節にはやはり、付けてた方が良いように思われます。

2016/11/13

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