2006/03/10(その4)
スクラッチ・タイルも使い方によっては、「本物のレンガに見えなくもないんだなぁ」という気にさせてくれる数少ない作例ではないでしょうか。
むしろ、レンガ風の質感を残しつつ、本物のレンガでは不可能な軽快さとか繊細さの表現を狙うのがスクラッチ・タイル本来の使い方だったのかも。



階段の上から撮影。ここで日比谷公会堂の紹介を。

東京都千代田区の日比谷公園の中にある多目的ホール。1929年(昭和4年)竣工。
中立な市政のための調査機関の必要性を訴えていた東京市長・後藤新平の主張に安田善次郎が共鳴、当時としては巨額の350万円の寄付を得て「市政調査会(市政会館)」およびそれに併設する公会堂として計画された。設計は佐藤功一。
かつては東京で、事実上唯一のコンサートホールとしてプロのオーケストラの演奏会やリサイタルなども多く開かれたが、東京文化会館を皮切りに、NHKホール、サントリーホール等々といった専用ホールが出来て以降は、講演・イベントなど音楽以外の利用が増えている。
鉄筋コンクリート4階建・定員2,074名

(以上Wikiを要約しつつ引用)



というわけで、かつては日本の洋楽シーンでは最も重要なスポットの一つであった(んじゃないかと思う)日比谷公会堂ですが、この日ここで行われていたのは「全国漁村の働く女性がどーとか」というような大会でした。

ちなみに僕は10数年前に、ここでボリショイ・サーカスfromロシアというのを見た事があります。



中に入って仔細に観察してみたいのだが、僕はその「働く女性」の関係者ではなく、そもそもこの日は日比谷公会堂に用事があってここに来た訳ではなく、中に入るのはまたの機会に。


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